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外注化阻止決戦の第2ラウンド必勝へ! 米子で国鉄集会

s20130123b-1.jpg 1月19日、鳥取県米子市文化ホールにおいて、JR伯備線触車死亡事故7周年弾劾・米子支社後藤総合車両所労災死亡事故2周年弾劾の国鉄集会がかちとられた。この日の闘いには、動労西日本、「共に闘う国労の会」、国労5・27臨大闘争弾圧裁判被告団を先頭に35人の闘う労働者が結集して、JR米子駅前の街頭宣伝と集会・デモを戦闘的に打ち抜いた。
 集会は、JR全面外注化・非正規職化-安全破壊と大量解雇攻撃絶対粉砕の外注化阻止決戦第2ラウンド必勝へ、職場からの断固たる戦闘宣言を発するものとなった。 

s20130123b-2.jpg 司会は「共に闘う国労の会」の鷲見貢さん(前・国労米子後藤車両所分会長)が務め、鬼頭宏一さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人・島根大学名誉教授)のメッセージを紹介。基調報告には、組織拡大を実現して躍進する動労西日本副委員長(翌日の定期大会で書記長に就任した)山田和広さんが立った。山田さんは、昨年10・1外注化阻止決戦が切り開いた戦略的地平に踏まえて、2013年の闘いの方針を、①鉄道業務の全面外注化―出向粉砕、契約社員制度撤廃闘争を軸にJRをめぐる大激動情勢に全力で立ち向かおう、②合理化反対・運転保安確立闘争と組織拡大闘争の一体的前進をかちとろう、③「生きさせろ!」の怒りの声を結集し、ストライキの復権をかけて13春闘に立ち上がろう、④反原発・反失業、新自由主義攻撃と闘う労働組合の全国ネットワークの本格的な発展をかちとろう、⑤国鉄1047名解雇撤回に向け、国鉄闘争全国運動を全国の職場・地域に広げよう、⑥すべての力を階級的労働組合の組織強化・拡大の一点に集中し、全労働者の総決起を実現しようと提起し、「動労西日本は動労千葉・動労水戸と一体となって、その先頭で闘う!」と決意を表明した。 
 集会が最高潮を迎えたところで、ひろしま労働学校専任講師・秋月丈志さんが「労働組合と社会主義」と題して特別講演を行った。秋月さんは、マルクスの「労働組合、その過去、現在、未来」の紹介を軸にマルクス主義の労働組合論=階級的労働運動の原理を分かりやすく提起すると共に、まさにその現代的貫徹・実践としてあるものこそ動労千葉の外注化阻止=反合運転保安闘争であることを、実例を引いて鮮明に説き明かした。そして、この1~3月春闘過程においてこそ、JR外注化阻止・非正規職撤廃、反合・運転保安闘争を軸に全国に無数の闘いを起こしていこうと熱烈に呼びかけ、全参加者が共同の決意を打ち固めた。
s20130123b-3.jpg 集会後半の現場報告では、まず、国労米子後藤車両所分会執行委員・入口裕伸さんが、後藤総合車両所における2年前の労災死亡事故後も続発する事故をめぐる職場闘争の現状を報告した。尼崎事故・伯備線事故以来の米子の闘いは、国鉄分割民営化がもたらした安全破壊の外注化・偽装請負・非正規職化との闘いであり、反合運転保安闘争路線を貫いて職場から反撃していくことで、JR体制打倒へむけて必ず現場の仲間を獲得できる闘いであることが明らかにされた。次に、動労西日本執行委員・中西剛さんが「初めまして」とあいさつをして、組合加入の経緯と労災認定闘争の現状を報告し、青年らしくはつらつと闘いの決意を表明して、満場の拍手を受けた。さらに国労5・27臨大闘争弾圧被告団(国労大阪貨物分会)の小泉伸さんは、25年問題に大揺れのJR貨物の職場実態を暴露し、「青年獲得のチャンス」であることを語った。現場報告の最後に、5・27被告団長(国労兵庫保線分会)の富田益行さんが、2013年国鉄決戦を基軸とする三大闘争・四大攻防に貫くべき核心中の核心は、外注化阻止・非正規職撤廃―反合・運転保安闘争路線を貫徹して拠点を作ること、労組拠点建設と組織拡大の一点にあることを鮮烈に提起した。
 さらに連帯発言として、地元から「NAZEN山陰」が、島根原発をはじめすべての原発を廃止するために闘う決意を表明し、広島・岡山から駆けつけた仲間を代表して広島連帯ユニオンの青年労働者が、国鉄闘争を打ち抜いて職場で闘おうと発言して、会場の共感を呼んだ。最後に動労西日本委員長・大江照己さんが集会のまとめを行い、2013年は外注化阻止決戦第2ラウンドの闘いで階級的労働運動の大躍進をかちとること、2・17国鉄全国集会に総結集することを確認して閉会し、ただちにJR米子支社へむけたデモ行進に移った。
 デモ隊は、「外注化阻止・非正規職撤廃」の横断幕を先頭に、市内目抜き通りを通ってJR米子支社前に到着し、支社抗議闘争を行って、この日の闘いを終えた。1~3月外注化阻止決戦の爆発へ、猛然と進撃しよう。(山陰・TK) 

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