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動労西日本が第6回大会で青年を軸とする新執行体制を確立!

s20130123c-1.jpg 1月20日、動労西日本は大阪市で第6回定期大会と団結旗開きを開催しました。この大会と団結旗開きには、昨年加入した平成採の新組合員を含めて全組合員が参加し、関西の労働者も合流し、30人の結集で歴史的大成功をおさめました。定期大会では青年労働者を軸にした新執行体制を確立し、青年労働者の怒りと結びついて、100人組織建設を実現し、JR労働運動の主流派として飛躍することを宣言しました。そのために規約を改正し、箱根以西のJR関連労働者すべての「産業別組織」として動労西日本を位置づけました。青年部を結成し、さらに近畿支部結成準備会を発足させて、近畿統括本部の外注化・非正規化攻撃と闘う体制をつくりだしました。 

s20130123c-2.jpg 冒頭、開会あいさつに続く資格審査で、全組合員参加が確認され、大会成立が宣言されました。大江照己執行委員長が「10年ぶりの大阪での大会開催は感無量。逆風を乗り越えて大阪での2人の青年労働者の組織拡大を実現した。この大会は非常に重要だ。運転保安確立、外注化・非正規化、組織拡大という動労西日本の目指すべきものを明確にしていこう」と大会の意義を提起しました。
 続いて、関西労組交流センター代表の富田益行さん、「共に闘う国労の会」の橘日出夫さん、関西青年労働者集会実行委員会から港合同・昌一金属支部の木下浩平書記長、八尾北医療センター労働組合の灰垣美佐子書記長、関西合同労組の山口幸一書記長から力強い連帯の挨拶を受けました。
 動労千葉・動労総連合からは君塚正治・動労総連合顧問が「動労西日本は、昨年1年間すごい飛躍をした。『駅から安全を』の大江委員長の闘い、『非正規職撤廃』の山田副委員長の闘いがあったから組織拡大できた。外注化も1047名闘争も大衆的闘いの力だけが切り開くことができる。職場生産点から闘って、闘う労働組合の存在を労働者に知らしめていくとき組織拡大を実現できる。頑張っていこう」と激励の挨拶を受けました。
 大会議事に入り、まず大江委員長から「経過報告」が提起されました。大江委員長は「最も大きな闘いの成果が組織拡大。これは動労総連合の正しさが立証されたからこその成果。労働者を信じ切って団結という宝物を手放さなければ組織拡大は実現できる。臆することなく組織拡大路線を大きくうちだそう」と提起しました。
 山田和広副委員長が「闘いの基調と課題」として運動方針を提起し、①外注化・出向粉砕、契約社員制度撤廃を軸にJR大激動情勢に全力で立ち向かう②反合・運転保安闘争と組織拡大闘争の一体的前進をかちとる③ストライキの復権をかけて2013年春闘を闘う④闘う労働組合の全国ネットワークの本格的発展を勝ちとる⑤1047名解雇撤回!国鉄闘争全国運動を全国に広げる、とする「5つの課題と闘い」をあげた上で、最後の課題として、「すべての力を組織強化・拡大の一点にに集中し、全組合員の総決起を実現する」「国家権力と真正面からぶつかって組織拡大する労働運動の新しい歴史をつくりだす」「組織拡大こそ本年度の最大の課題」と提起しました。
 さらに「具体的方針と取り組み」として、2013年春闘でのストライキ方針を打ちだし、「契約社員制度撤廃! 雇い止め・解雇撤回闘争、尼崎事故弾劾! 労災認定闘争、全面外注化粉砕! 外注会社の労働者をJR本体に戻す闘いを無期限ストライキを辞さず闘う」ことを提起しました。
 こうした運動方針を実現するために、組合規約第3条の組合員の範囲を拡大する提案が行われました。JR西日本を中心に、JR東海、JR四国、JR九州とそのエリアのJR貨物に組織を建設するとしたのです。さらにすべての外注会社・関連会社の労働者の正規・非正規などの雇用形態にかかわらず、動労西日本への加入を呼びかけるとしたのです。「箱根以西」の全JR関連労働者を組織しようという大きな構想です。
 続いて、青年部の結成と近畿部準備委員会を設置する提案がされました。動労西日本青年部は、山田君が青年部長になって「JRの現実を変えるのは青年だ」と結成を宣言しました。また、近畿支部結成準備会はJR西日本の本丸で組織拡大するための支部準備会です。近畿統括本部は、岡山駅で山田解雇を強行した長谷川が本部長になり、米子・後藤工場の労災死亡事故を引き起こした板井も役員になっている極悪の外注化・非正規職化推進本部です。JR西日本で検修全面外注化を狙っているのもこうした連中です。動労西日本は、近畿統括本部の外注化攻撃粉砕・非正規職撤廃で闘い抜き、組織拡大を実現することを宣言しました。
 こうした議案を全組合員の満場の拍手で採択し、スト権も全員の賛成で確立し、戦闘態勢をつくりあげました。そして大江照己委員長、赤松賢一副委員長、山田和広書記長、という青年が軸になった三役体制を確立しました。
 最後に「資本主義体制の全面的崩壊が始まっている。怒りの声は社会に充満している。この怒りと結合し団結を組織し、組織拡大・労働組合復権を必ず実現する」旨の大会宣言を採択し、組合歌合唱と団結ガンバローで大会を成功裏に終了しました。何より特筆すべきは、定期大会をつくりあげたのは青年労働者だったということです
 続いての団結旗開きは、闘う労働組合を圧倒的に登場させ、社会の主人公に労働者がなるんだという熱気あふれるものになりました。
 動労西日本第6回定期大会と団結旗開きは、動労千葉・動労水戸・動労総連合と一体になって、4・1外注化阻止決戦を闘い、JR労働運動の主流派として登場する歴史的大会としてかちとられました。すべてのみなさん! 外注化阻止の第2ラウンドの闘いに勝利しよう。(A・K)
 

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