1. HOME
  2. ブログ
  3. 第3誘導路供用開始に対し三里塚緊急現地闘争に決起

第3誘導路供用開始に対し三里塚緊急現地闘争に決起

s20130308a-1.jpg 3月7日、三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけで、第3誘導路供用開始に対する緊急現地闘争が闘われた。晴天だが強い風にあおられて土ぼこりが舞う中、市東孝雄さん宅の南側に位置する東峰開拓組合道路に、反対同盟と労働者・学生・市民110人が結集した。この場所も空港敷地に大きく食い込んで完全空港化を阻んでいる闘争拠点だ。
 午後1時30分、集会が始まり、司会の萩原富夫さんが「たった今小型機1機が第3誘導路を通った。供用開始を許さず本日のデモを闘おう」と第一声を上げた。 

s20130308a-2.jpg 北原鉱治事務局長が発言に立った。「千葉地裁の執行官が市東さんの住居や畑に無断で立ち入り、14カ所に告示書なる看板を設置していった。この人権侵害を許さない。第3誘導路供用に反撃しよう。労働者と農民は連帯して社会を変えるために闘おう」と訴えた。
 続いて動労千葉争議団の中村仁さんが連帯発言に立ち、「動労千葉は外注化攻撃と闘い3・1ストに立ち上がった。そして3・14にダイヤ改正に対し第2波ストに立つ。市東さんの闘いに連帯し、出向を強制されている仲間をJRに呼び戻す」と決意を表した。さらに関西実行委、婦人民主クラブ全国協議会、市東さんの農地取り上げに反対する会が発言した。婦民全国協は3・1国際婦人デー闘争の成功を報告した。
 「農地強奪・営農破壊を許さない/第3誘導路供用開始粉砕」と大書した横断幕を高く掲げ、反対同盟を先頭にデモに出発。市東さんの手にも、反対同盟のえんじ色ののぼりがしっかりと握られている。旧小見川県道に出ると、目の前に市東さんの天神峰の畑が広がる。その一角にあるビニールハウスの脇には、千葉地裁執行官が立てていった「告示書」看板が見える。そしてデモの進行方向方には第3誘導路が横たわっている。まるで巨大な城壁だ。まさに市東さんの生活と営農を空港内に囲い込み、圧力を加えるために造られた壁にほかならない。デモ隊は第3誘導路を横切るトンネルをくぐりながら怒りを倍加させ、空港廃港への決意を一層打ち固めた。
s20130308a-3.jpg 南台の市東さんの畑に到着。よく手入れが行き届いている土と作物であることが、誰でも一目で分かる。その畑のど真ん中で、支援団体によるアピールが行われた。全学連の坂野陽平書記長が口火を切り、「2月18日の闘いで情勢は大転換した。敵の攻撃の激化は、同時に空港の破綻の始まりだ。3・11福島現地から3・24三里塚へ全力で闘おう」と呼びかけた。締めくくりに萩原進事務局次長がマイクを握り、全力で訴えた。「ストで闘う動労水戸、動労千葉のような戦闘的労働運動とともに農民・漁民・市民が闘うという構図が求められている。三里塚、福島、沖縄はそうした闘いが実現できる有利な土俵を築いている。3・24集会に向けてカラーパンフ、ビラをさらに活用し、1500人結集を徹底的に追求してほしい。それが市東さんを守る力となる第一歩だ!」
 この熱烈なアピールに全参加者が奮い立った。再びそこからデモに出発し、力強くシュプレヒコールを上げながら、NAAが土地買収を狙う取香地区を通って開拓組合道路までの行進をやりぬいた。
 この日の緊急現地闘争は、3・24全国総決起集会、さらに3・27農地裁判最終弁論への決定的な跳躍台として闘いとられた。全力で3・24に駆けつけよう。市東さんの農地を絶対に守りぬこう。(TN) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択