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動労千葉が春闘第2波の3・14~17連続ストに突入

20130315a-1.jpg 動労千葉は3月14日、13春闘第2波となる3・14~17連続ストに突入した。初日の14日には検修職場の泊勤務者が順次ストライキに入った。15日から17日にかけ検修職場で働く全組合員、旅客の全本線運転士、営業職場の組合員もストに入る。まさに組織全体が一丸となった渾身(こんしん)のストライキだ。 

●総決起集会に310人が結集
 14日午後6時から「13春闘勝利!検修・構内外注化粉砕!久留里線ワンマン運転絶対反対!」を掲げて総決起集会が開かれた。会場の千葉市民会館地下ホールにはストに入った組合員を先頭に310人が結集し、闘志と熱気あふれる集会となった。
 田中康宏委員長は冒頭、「13春闘について自動車などでの『満額回答』の記事が踊っているが怒りにたえない。全部ベアゼロではないか。目の前でおきていることは雇用と賃金の全面破壊だ。すべてがウソ、偽りではないか」と怒りをあらわにし、「安倍政権の成長戦略は『公務員制度改革』『雇用の流動化』だ。労働者の賃金を削ることが成長戦略になっている。もっと民営化しろ、もっと非正規職に突き落とせということだ。この現実に本当に立ち向かわなければならない」と13春闘情勢の核心点を鋭く突きだした。そして13春闘の最重要課題として、①検修・構内業務の外注化粉砕、②久留里線ワンマン運転導入反対、③とりわけ貨物会社を焦点とした賃金抑制打破の闘いの3点を強調した。
20130315a-2.jpg 続いて、この日からストに入った検修職場の組合員が登壇した。幕張支部の山田護支部長は「3・1第1波ストライキは大成功した。違法企業である千葉鉄道サービス(CTS)に業務受託などできない。出向者と業務を直ちにJRに戻せ! JRのCTSの管理者は動労千葉の闘いに注目し、おそれている。外注化を粉砕してJRに戻るまで闘う」と力強く宣言した。参加者は大きな拍手でともに闘う決意を示した。
 団交報告では川崎昌浩執行委員が、JR東日本が過去最高益を上げているにもかかわらず「将来不安」なる許しがたい理由をこじつけて定期昇給のみ実施、ベースアップ(ベア)ゼロを解答してきたことを報告した。方針提起で長田敏之書記長は、今春闘の3つの課題を闘う中からなんとしても組織拡大を実現すること、さらに3・24三里塚現地闘争への総決起、動労千葉鉄建公団訴訟控訴審の勝利に向けた10万人署名の取り組みを強く訴えた。
 千葉機関区支部、木更津支部の代表を始め各支部と青年部から闘いの決意が表明された。青年部の組合員は「闘えば元気になれる。重要なのはストライキを出発点とした職場での闘いだ。ストをやり抜き、明るく元気に管理者と闘う」と発言し会場を沸かせた。また、請負契約打ち切り=解雇攻撃と闘うちば合同労組の青年労働者、東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会の吉本伸行書記長、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が熱い連帯アピールを行った。
●16日に木更津駅前でワンマン化反対の大街頭宣伝
 また、14日午後には春闘貨物総決起集会が千葉市内で開かれた。13年間続いているベアゼロ、新たな貨物会社の事業計画にもとづくさらに徹底した賃金抑制の攻撃に対して、千葉機関区支部の斉藤隆雄支部長が「JR貨物は国鉄分割・民営化の矛盾の集中点だ。われわれの要求は『生活できる賃金を寄こせ! ベアを実施しろ!』だ。運転保安上の矛盾も貨物に集中している。国鉄分割・民営化による構造的な矛盾は労働者の責任ではない。分割・民営化そのものが間違いであり大失敗に終わったということだ」と怒りを込めて語った。田中康宏本部委員長のあいさつに続き、交渉報告をした大竹哲治副委員長も「腹を据えた闘いが必要だ」と組合員に呼び掛けた。
 16日(土)には「久留里線ワンマン化反対!」を掲げ、組合員の総結集で木更津駅頭街宣行動が行われる(午後2時、JR木更津駅前)。
 動労千葉は「われわれは外注化を粉砕してJRに戻るまで闘い続けることを決意した。今時闘争もって、外注化阻止闘争の第2ラウンドに突入する」(機関紙『日刊動労千葉』より)と宣言し、今春闘から新たな闘いに猛然と入った。動労千葉の闘いに続こう。 (お)

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