「資本主義の最後の形態が新自由主義だ!」 長崎労働者集会を開催
5月26日、国鉄闘争全国運動・長崎(準)は、長崎労働者集会を長崎市内で開きました。6・9全国集会に向け、長崎での国鉄闘争の発展をかけた集会として開催しました。
小倉闘争団の羽廣憲さんが講演しました。羽廣さんは、国鉄闘争の経過から今の公務員への賃下げ攻撃までを新自由主義の一体の攻撃として明らかにし、国鉄全国運動の発展の中にこそ、新自由主義と対決して労働者階級が団結を拡大し、勝てる展望があることを訴えました。
「アベノミクス、これが破産すれば日本は終わる。この終わる国に負けるのですか? その先は改憲で、戦争のできる国です。労働者が団結を拡大して勝つことができる。政府もそれを知っているから、団結を破壊しようとする。これ以外に勝つ道はない。国鉄闘争26年、いまだ闘いは終わっていないし、終わらせない。勝つまでやる。要は負けなければ良いわけで、自分が『負けた』と思わない限り、負けていないのです。私たちの力は微々たるものだけど、政府から見れば火種。闘う労働組合が復活するかもしれないと、おびえている。金を拒否する、団結を維持する、必ず勝利する」
この羽廣さんの戦闘的な労働者魂に裏打ちされた力強い発言を受けて、論議が始まりました。
「新自由主義が社会を変えている。非正規職化も組合つぶしそのものだと思う」「資本主義支配の最後の形態が新自由主義だ。資本主義のもがきであり、あがきだ。アベノミクスが典型的。実体経済は、何も動いていない。それは労働組合を破壊し、労働者を低賃金と奴隷労働に叩き込む、すべての労働者にかけられている攻撃だ」
「0.1%のための政策が新自由主義だ。ユニクロの柳井会長は、『今後は年収1億の人と100万円の人に分かれる』と言っている。彼は1000人の新入社員をやとって、990人を試用期間中に解雇し、会社の言うことを何でも聞く10人の正社員だけを採用して、『これがエリート企業をつくるやり方だ』と自慢げに書いている。こうしたブラック企業が、新自由主義の実態だ」
さらに論議は、JR外注化の実態やその破産、そしてそれと闘っている動労千葉の闘い、動労水戸の被曝列車運転拒否の闘いの話になりました。また安全を無視して運行されるJRや航空会社の状況、それは同時に原発産業の状況とまったく同じであり、新自由主義の現実そのものであることも論議となりました。
5・26長崎労働者集会は、6・9に向けた長崎での国鉄闘争形成の重要な集会として成功しました。自治労決戦とともに、国鉄闘争を闘って、6・9全国集会の成功をかちとっていこうと思います。(長崎・K)
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