11・3へ、秋田で10・12総決起集会とデモ
10月12日(土)午後1時半から、秋田駅東口の会場で『ともに闘う秋田の会』が主催して、国鉄1047名解雇撤回!外注化阻止・非正規職撤廃!全原発を廃炉に!と題する総決起集会と駅前一周のデモ行進が40名を結集して闘いぬかれました。
集会は、本年7月に開催された国労全国大会闘争のDVD上映から始まり、司会から冒頭に、『国鉄闘争全国運動・北海道』から熱い連帯メッセ-ジが寄せられていることが紹介され、全文が読み上げられました。続いて秋田の会・共同代表のSさんから「9月10日、最高裁の上告棄却は許し難い。勝利するまで闘い抜く」という力強い開会の挨拶。
基調報告にたった鉄運機構訴訟原告の小玉忠憲さんは、今回の棄却について「和解を拒否して闘い抜く私の闘う意思を打ち砕き、同時に9・25動労千葉鉄建公団・高裁判決を反動的に誘導しようという極めて政治的なもの」「不当労働行為責任の追及と1047名解雇の撤回へ闘う私の意思は不動です」と言い切りました。さらに9・25判決にふれて「10万筆署名を初めとする国鉄闘争全国運動の力がその反動的企みを打ち砕いた」こと、「今一歩ですべてをひっくり返すところまできている、国家の心臓を射抜く核心をついた闘いであることが明確になった」として、「新たな署名運動を初めとする全国の力で断固として最高裁へ攻め上ろう。11・3はその総決起集会であり全力で大結集を勝ちとろう!」と提起。
特別報告の第一は、『国鉄闘争と国労組合員資格確認請求訴訟の現状』と題する石田亮弁護士。予定時間を超えて参加者から次々と質問がだされ、「4.9政治和解」の3ケ月後の大会で、実質的には「特別組合員」の名目で国労闘争団員全員を国労から追放したことの実態が暴かれ、大きな怒りを呼び起こしました。
特別報告の第二は、国労郡山工場支部書記長・橋本光一さん。K544をめぐる被曝労働との現場における格闘が報告され、「労働者をべっ視しなければ、必ず展望は開ける」「福島の怒りの先頭に立って闘う。来年の3・11は郡山で開催しますから総結集して下さい」と魂を揺さぶるアピ-ルがされました。最後に、新潟・青森・宮城・福島の仲間から連帯と決意表明が行われ、国労秋田闘争団・家族からの御礼の挨拶と団結ガンバロ-の三唱。
直ちに秋田駅西口・JR秋田支社前に集合して抗議のシュプレヒコ-ルを叩きつけ、駅前一周のデモ行進です。JR東日本による金儲け第一のデステネ-ション行事で真っ盛りの秋田市内ですが、「国鉄の分割・民営化を許さないぞ!JR秋田支社は小玉さんの不当解雇を撤回しろ-!」のコ-ルに情勢は一変、デモ隊列が再びJR秋田支社前に戻ってくると、直撃されたJRの管理職はおおあわての様子がありありで効果抜群でした。
なおこの日、集会開始前の午前11時から~12時半には、駅前西口で街頭宣伝行動に立ち、ビラ850枚が配布され、最高裁にむけた新たな署名が93筆集まりました。こうして10・12秋田総決起集会・デモは、さらに固い団結と新たな戦闘宣言を発して11・3へ総結集を誓い合いました。(TK)
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