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杉並区議補選スタート 安倍打倒へ区民が決起!

20140624a-2.JPG 杉並区議会議員補欠選挙が6月22日からスタートした。崩壊寸前の安倍政権を、北島邦彦候補を先頭に労働者人民の怒りの決起と生きるための団結で打倒していく闘いが連日、熱く闘われている。
 6月22日午前9時。激しい雨をつき、荻窪の東京西部ユニオン事務所前で出陣式が意気高く行われた。星野文昭さんを取り戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、湘北合同労組の西村綾子さん、全国労組交流センター女性部の辻川あつ子さんら、北島候補とともに闘う仲間が結集し、北島候補を激励した。
 北島候補の気合いも十分だ。「日本の労働運動、市民運動、階級闘争のゆくえを決する選挙戦だ。安倍の延命を絶対に許さない!」と喝破し、激動の1週間にいざ突入。

20140624a-1.JPG 午前10時。JR荻窪駅前で北島候補が第一声を上げ、安倍―石原の戦争政治を一刀両断。安倍打倒へ戦闘宣言を発した。
 「杉並選出の石原環境大臣、あの福島の原発事故による苦しみを泥靴でふみにじるような『最後は金目でしょ』発言、絶対に許せない。『命より金』の安倍政治の本性だ。ただちに石原やめろ! 安倍倒そう!」「安倍政治を口先だけで批判してもどうしようもない。今こそ行動が必要だ。安倍を倒す力は闘う労働組合の声と行動にある。戦争をストップさせることができる。すなわち戦争に延命をかける安倍を倒すことができる。杉並から一つの火花がちれば全国の労働者に怒りの火がつく」
 そして田中区政もぶったきる。
「安倍政治と一体で民営化・非正規化を進めてきた田中区政を倒す。児童館全廃で500人の労働者が職場を奪われ、民間委託される。労働者の団結を奪い安全が守れるのか! そもそも民主党(田中区長支持)は選挙で3千人中、一千人の自治体職員を削減するという。どうやって仕事をやれというのか! 安倍―田中区政と真正面から対決する政党がいない中でこんことが言われている。闘う労働者の団結を取り戻し、田中区政をぶっとばそう」
 ちなみに区議補選と同時に区長選挙も行われるが、区長に立候補している田中区長の応援演説に石原のぶてるがかけつけたという。完全に田中区政と安倍、石原は一体なのだ。
 北島候補の応援演説には世界最強の労働組合、動労千葉の田中康宏委員長がかけつけ、「国鉄分割・民営化で2千万人をこす年収200万円にもみたない貧困を生み出した。人が人として生きていくすべが全部破壊された。児童館の民営化でこの道を進む田中区政は止めなければ」「集団的自衛権が通ったら徴兵制だ。戦争に行くのは生活に苦しむ労働者だ。今とめなかったら未来はない。ともに闘おう!」と渾身の訴えを行った。
 辻川あつ子さんは「安倍や大企業が女性の活用と言ったときには女性を利用し収奪する時だ。労働組合に加入して闘おう」と女性労働者に檄を飛ばした。
 この日はJR高円寺駅、JR阿佐ヶ谷駅でも街頭宣伝を行った。学生を中心にした元気いっぱいの街頭宣伝隊の勢いと北島候補の戦争絶対反対、民営化絶対反対の情熱ほとばしる訴え、応援演説が道行く人びとを圧倒的にひきつけた。
 都知事選候補の鈴木達夫弁護士もかけつけ、「一握りの支配者・資本家のためになんで労働者が殺し殺されなければならないのか! 社会の主人公の労働者が手を結び、安倍のくだらない戦争政治を断ち切る。ここにわれわれの未来がある!」と訴えると、都知事選で鈴木弁護士に共感を寄せていた区民が今度は北島候補と握手。都知事選の地平が完全に引き継がれている。
 動労西日本の山田和広書記長やIJBS労組の富田晋委員長など青年労働者も次々とマイクを握り、「非正規職撤廃しよう!」「労働組合の力で戦争も基地も解雇もぶっとめ革命おこそう」と熱く訴えた。
 そこかしこで討論の輪ができ、北島候補と握手が交わされる。
 「えっ児童館廃止!?」「安倍、石原は大嫌いだ。よく言ってくれた」「反原発活動をしてきたが、ここの人たちは本物だ。つながりたい」「口先だけの共産党ではだめ。共産党は民営化も賛成。北島に入れる」「北島さんを知らなかったが演説を聞いて入れることにしました」――こんな候補がいたのかと衝撃が走っている。
 阿佐ヶ谷駅では前日の阿佐ヶ谷デモを見たという区民が演説に大注目。80代の女性も「戦争は絶対反対。ここは『左』の労働組合? じゃあ『前進』を読んでみる」など戦争絶対反対の声が集まってくる。
 そもそも阿佐ヶ谷は1万1千戸を焼失した杉並大空襲でもっとも甚大な被害を受けた所だ。戦争絶対反対の思いが原水禁運動発祥の原動力ともなってきた。まさに杉並の戦争絶対反対の労働者人民の思いがほりおこされ、安倍打倒の怒りとなって決起が開始されているのだ。
 そして北島候補の演説は、区民を労働者の顔にさせている。友人を過労死で失ったという女性は涙ながらに「北島さんを応援します」と『前進』を買っていく。国鉄10万筆署名で足を止めればたちまちその場で労働相談が始まる。「パワハラを受けている」「非正規労働者だが組合費はいくらか」など演説が終わっても話が続く。支持者の自営業の区民はマイクを握り「労働者が生きていけないと商店も生きていけない」「国会に議席をもっている全政党が区議補選に候補を出している。北島トップ当選で安倍倒そう」と訴えた。まさに労働者階級としての一体感をつくりだしている。
 こうした中で、北島候補の演説にいたたまれなくなったのか、「集団的自衛権さんせ~い」と挑発的に叫ぶ「拉致被害者の会」の青いバッチをつけた男性も現れた。北島候補は「あなたの子どもたちやお孫さんを絶対に戦場に送るようなことはしないでください! こんな安倍政治は認められるか! 国民の命を守るなんてうそ八百だ。労働者は団結して必ず戦争を阻止するんだ!」と烈火のごとく訴えた。この迫力に街頭全体が奮起、区民がビラを次々と取りに来た。
 北島候補のストレートな安倍打倒の主張が戦争絶対反対の決起を次々と引き出している。安倍打倒の一大蜂起戦として闘い抜こう!(K)

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