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三里塚団結街道裁判で成田市を追及

20141021c-1.JPG 10月17日、千葉地裁民事第3部(廣谷章雄裁判長)で団結街道裁判の弁論が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と支援の労働者・学生は、天神峰・市東孝雄さんの生活と営農を妨害する団結街道封鎖・廃止の暴挙にあらためて怒りを燃やして闘った。
 被告の成田市と成田空港会社(NAA)は、「本件市道(団結街道)の代替道路が整備された時点で、市道廃止のための道路法10条1項の要件は充足されていた」、つまり「代わりの道を造ったやったんだから、廃道にして問題なし」と居直っている。成田市民である市東さんに対して、この言い草は何だ!

 現に耕している畑に接している公道を行政が一方的に廃止してNAAに売り飛ばしてしまうなどというのは、この成田空港建設過程においても前例のない暴挙なのだ。
 さらに、成田市はもともとは「第3誘導路建設」を廃道の〈要件〉として主張していたのに、〈事情〉に変更してきた。第3誘導路の是非がこの裁判で根本的に問われ、「公益性」のウソが暴露されてしまうのは避けたいので、〈要件〉から単なる〈事情〉に格下げしたというわけだ。実際にはこの200億円もの巨費を投じて建設した第3誘導路の正体は、市東さんを天神峰の地から追い出すためだけに造られた、まさに国家的地上げ屋の策ということだ。
 今回の法廷で反対同盟顧問弁護団は、これらの点で成田市を容赦なく追及した。「代替道路ができたことで廃道要件を満たしたと本当に言えるのか」「代替道路ができたのはいつなのか」。すると市の代理人弁護士はいら立ちを募らせ、「ここで急に言われても答えられない!」などと逆上し声を荒げた。
 この実に無責任で大人げないキレ方に、傍聴席からも怒りの声が一斉に集中した。裁判長は市に主張を整理して出しなおすように言い渡すしかなかった。
 さらに弁護団は、空港建設に関連する市道廃止の前例についての資料を市に出させるように、文書提出命令を申し立てた。次回期日を1月20日として閉廷した。
 近くの会場で、伊藤信晴さんの司会で報告会が行われた。葉山岳夫弁護士を始め弁護団が法廷を解説し、市側の主張が身勝手で一貫性なく変化していることが浮き彫りになった。
 さらに、NAAが反対同盟に対し、市東さんの地所に立つやぐらと看板の撤去を求める訴訟を10月14日付で起こしたことを、葉山弁護士は怒りを込めて報告した。これらの物件についてはすでに、市東さん個人ではなく反対同盟の所有であることを確認するための「やぐら裁判」が反対同盟の側から起こされている。NAAは、農地裁判一審の千葉地裁・多見谷判決によりかかって「やぐら・看板の所有者を確認することに訴えの利益はない」などと言ってきた態度を一変させ、反対同盟の所有を一転して認め、あらためて「撤去」の判決を出させようというのだ。
 つまり一審判決のずさんさ、デタラメさが日がたつにつれて痛切に感じられ、不安に駆られたNAAが新たに訴訟を起こしたということだ。葉山弁護士は、「こういう形で反対同盟に襲いかかってくるというのなら、むしろ絶好のチャンス。返り討ちにする」と断言した。
 動労千葉と関西実行委が連帯発言を行った。動労千葉の宮内正志さんは、「国鉄10万筆署名を推進し、反対同盟とともに車の両輪として闘いぬく」と決意を表した。
 農地裁判控訴審で、耕作権裁判で、そしてこの団結街道裁判でも市東さんと反対同盟は攻勢をかけ、敵を押し込んでいる。労農学連帯の力で勝利しよう。(TN)

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