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福岡国鉄集会 「2・16を忘れない!」羽廣さん、石﨑さんが決意

20150220g-1.JPG 2月15日、国鉄闘争全国運動・九州主催による「国鉄解雇から28年! 解雇撤回、外注化・非正規職化許すな! 賃金上げろ!戦争と民営化の安倍をぶっ飛ばせ! 2・15福岡集会」が福岡市の「ももちパレス」で開かれた。
 冒頭、「サンヨン争議77日の闘いと国鉄闘争」という自作のDVDが上映された。司会を務める青年労働者から「韓国では、サンヨン自動車争議を指導したハンサンギョン元支部長が昨年12月、民主労総新委員長に選出され、4-6月パククネ打倒のゼネストを闘う」ことが報告された。参加者は、それに応える緊張感をもって集会を開始した。

 竹内良夫代表の開会宣言の後、全学連が連帯のあいさつをし、「『イスラム国』による日本人2人の殺害事件は、安倍が中東参戦に踏み切ったがゆえに起こった事件である」と厳しく弾劾し、「戦争法案を粉砕する安保闘争を巻き起こす。九州の地に全学連運動をつくる」と元気に訴えた。1・25川内原発再稼動阻止闘争や2・8いわき闘争に参加してきたNAZEN福岡事務局から、川内原発再稼働阻止と、3・11反原発福島行動への総決起が呼びかけられた。さらに原発被曝労働者である梅田隆祐さんの訴えの後、長崎の仲間が、国鉄決戦を闘い、7月保養―8・9ナガサキを闘う決意を語った。「3・14婦人民主クラブ全国協・福岡支部結成集会」のアピールや、星野文昭さんを取り戻す会・九州からの「証拠開示を行わせ、星野さんを取り戻そう。7月北九州絵画展を成功させよう」との訴えが行われた。
 国鉄解雇当該の羽広憲さん(国労小倉地区闘争団)と石崎義徳さん(国労鳥栖闘争団)が登壇した。羽廣さんは、「1987年2・16解雇からすべてが始まった」と「人材活用センター」などについて振り返りつつ、10万筆署名を達成し、国鉄解雇を撤回させ、3月ダイ改反対を闘い、動労総連合をつくろうと呼びかけた。石崎さんは、2・16解雇への怒りを新たに、「国労は一切責任を取らず和解した」と怒りを表明し、2・19国労組合員資格訴訟控訴審闘争を闘うことを表明した。
 集会のメインは、自治体労働者からの「『公務員改革』反対の闘いと国鉄闘争を一つに」と題する問題提起だ。自治体労働者は冒頭、「2・16解雇への怒りは国鉄闘争の原点。これを絶対に忘れてはならない」と訴えた。さらに、安倍の「反テロ」を掲げた戦争・改憲への突進を弾劾し、「これと一体で民営化による無制限の搾取と労働運動の産業報国会化が激しく進められている。安倍は施政方針演説で『戦後以来の大改革』をやると言い放った。国保の都道府県移行などの『公務員改革』攻撃を強め、桜井よしこは『連合を分裂させろ』『日教組、自治労をつぶせ!』と叫んでいる」「これは改憲もできず、連合完成もやり切れない悲鳴だ」と批判し、「勝利の鍵は、国鉄と公務委員決戦を一つにして闘うことだ」と力強く訴えた。さらに3月ダイ改阻止の動労千葉ストライキ―3・15動労水戸支援共闘会議結成集会を闘い取り、動労総連合を全国へ広げることの意義を語った。
 虹ヶ丘学園労働組合の野下英二委員長は、「虹ヶ丘廃園の責任は県にある」と訴えた。また国保の労働者は「国保の県移行は国鉄分割・民営化と同じ攻撃だ。分断を打ち破って労働者が団結すれば勝てる」と訴えた。教育労働者は「戦争教育反対、学校統廃合による1万8千人の首切りを許すな」「JR九州の公教育への介入を許すな」と訴えた。ス労自主の決意表明の後、合同労組レイバーユニオン福岡の藤江書記長は「残業代ゼロ法粉砕、15春闘を闘う」と決意を述べた。最後に、国鉄闘争全国運動・九州事務局長が「4・1清算事業団解雇25年!JR博多駅行動」と「3月ダイヤ改定反対、動労総連合づくり」を訴え、自治体労働者の「団結ガンバロー」で締めくくった。(九州 B)

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