植木団地闘争 使用不許可決定を取り消せ 高槻市を提訴し固く団結
2月20日、大阪府高槻市の植木団地事務所で、「植木団地追い出し絶対反対! 高槻市弾劾!」を掲げた決起集会が開催された。
植木団地労働組合に結集する労働者は、高槻市が団地からの追い出し期限としていた昨年11月30日を全国の労働者と労働組合、全国水平同盟の団結の力で迎え撃った。2月6日には植木団地の使用を不許可にした市を「決定を取り消せ」と攻勢的に提訴した。この裁判闘争に向けた2・20集会は90人が参加し、感動と熱気があふれる総決起の場となった。
まず植木団地労組員が発言に立ち、「高槻市と部落解放同盟富田(とんだ)支部とが結託した追い出しの不正義性を満天下に暴き出し、全国の労働者とひとつになった『生きさせろ!』の闘いとして頑張る」と決意を語った。「部落解放をめざした植木団地闘争の原点を引き継ぎ、誇り高く闘い続けることは、富田の村だけでなく全国の部落大衆の怒りを解き放ち、新たな部落解放運動・全国水平同盟への大合流の弁を開く」と闘いの意義を明らかにした。
続けて「だから」と、卑劣な切り崩し攻撃を弾劾した。「高槻市、解同富田支部、悪徳弁護士、親類縁者、警察権力が一体となり植木団地闘争をつぶすために襲いかかった。『不法占拠の犯罪者。逮捕される』『賠償金で自宅も全財産も取られる』とうそとだましで脅迫した。耐えられなくなった家族が『闘争やめろ』と泣きわめく事態を引き起こし、組合員を自殺寸前まで追い詰めた。団結をつぶすために人間性を踏みにじり、生業を奪い、家族関係をズタズタにする卑劣な攻撃を絶対に許さない」
そして、「闘争破壊の『最後の切り札』を打ち破って団結を守り、より強くうち固めた。全国の労働者と労働組合、全国水平同盟の皆さんとの熱い団結に依拠して闘いぬく」と勝利感と誇りに満ちて戦闘宣言を発した。感動と共感、ともに闘う決意を込めた割れるような拍手が続いた。
2人の弁護士が裁判の経緯と内容を説明し、「この裁判は『生きさせろ!』の闘い。依拠するのは団結のみ。力を合わせて最後まで闘う」と熱く語った。
続いて組合員と家族が次々と決意を述べた。その中で、攻撃の激しさに不安を口にした組合員に西郡支部の仲間が即座に「西郡も200人が8人になったけど、団結を守りぬいて闘ったから今の勝利がある。頑張ろう」と励まし、「頑張ります」と応える胸の熱くなる場面もあった。
全国水平同盟本部・西郡支部・杉並支部、全国金属機械港合同、関西合同労組、大阪北部ユニオンが連帯のあいさつを行い、団結がんばろうで集会を締めくくった。
解同本部派に抑え込まれていた村の労働者の怒りを解き放ち、全国水平同盟への合流をつくり出す確固たる拠点が生まれた。大恐慌が深まり世界戦争の過程に入った時代に、戦争と失業に怒り陸続と決起する全国・全世界の労働者階級の最先頭で、国鉄闘争とともに植木団地闘争を闘おう!
第1回裁判は4月15日(水)午後3時。大阪地裁大法廷(202)へ!
(北摂労組交流センター・上園耕作)
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