民主労総ゼネストに連帯 各地で行動 九州 動労総連合を九州につくる
6月21日、国鉄闘争全国運動・九州の主催で、民主労総ゼネスト連帯行動の一環として、JR博多駅前での街頭宣伝が行われました。
6月21日正午、国鉄闘争全国運動・九州の呼びかけに応え、博多駅南口の音羽公園に結集した福岡県労組交流センター、合同労組レイバーユニオン福岡、NAZEN(福岡、長崎)などの仲間たちは、「韓国・民主労総ゼネストに連帯しよう!」とハングルで大書した横断幕を掲げて駅前に堂々と登場しました。
冒頭、国労小倉地区闘争団の羽広憲さんがマイクアピールに立ち、民主労総ゼネストと連帯し、日本でも安倍政権を打倒するゼネスト情勢を切り開こうと訴えました。続けてNAZEN福岡の仲間や、合同労組レイバーユニオン福岡に新たに結集した組合員たちが次々とマイクを持ちアピールに立ちました。
民主労総ゼネストが掲げる「4大要求」(①労働市場構造改革の即時中止、②公務員年金制度の改悪阻止、③最低賃金の大幅引き上げ、④全労働者の労働基本権獲得)は、まさに全労働者が「生きるか、死ぬか」をかけた絶対に譲ることのできない要求です。
それは安倍政権による労働者派遣法改悪(一生涯派遣化と労働組合根絶攻撃)や社会保障解体攻撃との闘いとまったく同じです。パククネ政権打倒を鮮明に掲げ、数十万人のゼネストに立ち上がる韓国民主労総の闘いは、日本におけるゼネスト決起の展望をも示しています。
何より日本におけるゼネスト情勢を手繰り寄せるか否かは、国鉄闘争・動労総連合建設を基軸とした階級的労働運動の前進にかかっています。6・21行動参加者一同はそのことを鮮明に確認し、博多駅前の多くの労働者との交歓をかちとりました。
博多駅頭の街頭宣伝に続いて午後2時からは博多市民センターにおいて国鉄闘争全国運動・九州の第5回総会が開催されました。
冒頭、民主労総のこの間の闘いをまとめた動画が流され、改めて民主労総ゼネストとの連帯が確認されました。総会では、6・7国鉄集会と解雇撤回10万筆署名達成にいたる2015年前半の闘いを総括し、全国の闘いと一体で九州でも動労総連合建設に断固打って出ることが確認されました。さらに、動労総連合建設と一体で地域合同労組を強化することが提起され、レイバーユニオン福岡からは、この間の職場闘争の取り組みなどが熱烈に報告されました。
続いて国鉄闘争全国運動呼びかけ人の手嶋浩一さんも登壇し、国鉄闘争の根底性・正義性を改めて全面的に訴え、共に闘う虹ヶ丘学園労組の解雇撤回闘争の現状と展望も報告されました。
最後に羽広さんがまとめの発言として「日本におけるゼネストを目指し闘おう。それは、あらゆる勢力が屈服する中で国鉄闘争を担いぬいてきた我々以外には実践できない。ここから階級的労働運動を全面的につくり上げよう。民主労総のゼネスト決起は拡大し、7・15第2波ゼネストから、11月の更なる大闘争が構えられている。この闘いに口だけではなく、自らの闘いで連帯していこう」と訴えました。(九州・S)
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