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韓国 スターケミカル解雇者が408日間の高空籠城闘争貫いて勝利!

20150710b-1.jpg 第二次ゼネストへ進撃する民主労総に、大きな勝利の報が伝えられた。解雇撤回を求めて400日を超える高空籠城を闘いぬいてきたスターケミカルの労働者が、その不屈の意志と団結の前についに資本を屈服させ、11人全員の雇用確保と労働組合活動の保障をもぎりとったのだ。
 7月8日、高さ45メートルの煙突から地上に降りるチャグァンホ同志を金属労組、解雇者復職闘争委員会の仲間が抱擁した。警察権力は卑劣にも同志に逮捕状を執行して直ちにその場から奪い去ろうとし、4時間にわたる激突となった。チャグァンホ同志は「仲間との団結があったから持ちこたえられた。資本に勝つことは必ずできると信じて闘ってきた。この闘争はここで終わりません」と、さらに闘う決意を明らかにした。

 民主労総のチェジョンジン首席副委員長もかけつけ、「チャグァンホ同志は民主労組がどうあるべきかを実践で示してくれた。どんな困難があっても屈しない決起と精神を見せてくれた。私たちがストライキでこの闘いに応えねばならない」と、7・15第2次ゼネストへの総決起を訴えた。
 スターケミカルの闘争が闘いぬかれてきた慶尚北道・亀尾(クミ)市では、日本の旭硝子資本が経営する工場で、社内下請けの非正規職労働者が初めて労働組合を結成するや否や、組合つぶしのために労働者全員を集団解雇するという卑劣な攻撃がしかけられ、7月1日から工場門前での徹夜座り込み闘争が闘われている。スターケミカル労働者の闘いとその勝利は、亀尾および大邱地域をはじめ、全国の労働者を一層奮い立たせている。

金属労組が7・15へスト権確立
 金属労組は集団中央交渉に参加してきた全職場で、88・1%の高率でスト権を確立し、7月3日中労委での交渉決裂を受けて7月スト方針を最終的に決定した。7月15日の民主労総第2次ゼネスト当日、昼・夜各4時間以上のストライキで決起し、操業を停止して民主労総の各地域本部が主催する労働者大会に合流する。さらに7月22日の韓国労総との共同闘争では、同じく2時間の時限ストに立つ方針。
 問題は金属労組15万の中心を占める現代自動車や起亜自動車などの完成車労組だ。ここでは産別交渉と平行して各資本との個別交渉が行われており、ぎりぎりまで攻防が続くと見られている。

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