８・２東京　革共同政治集会９３０人で成功　ゼネストと革命へ進撃を宣言

　８月２日、革共同政治集会が豊島公会堂において９３０人の結集でかちとられた。安保法制粉砕・安倍打倒のゼネストへ向けた９月大決戦への猛進撃が始まった。その先陣を切るのが動労総連合と全学連の青年・学生だ。集会は、革命情勢の接近に対し、「自衛戦争賛成」を唱え革命を圧殺する日本共産党スターリン主義の打倒を、プロレタリア革命への歴史的飛躍点として確認した。

●安保法制粉砕の革命的展望
　基調報告を木崎冴子同志が行い、安保法制粉砕・安倍打倒の革命的展望について提起した。
　木崎同志はまず、「革共同はゼネスト―革命で安保法制を粉砕する」と戦闘宣言を発した。
　そして、７・15〜16衆院強行採決は革命情勢の本格的始まりであり、巨大な規模での党派選択が始まったことを明らかにした上で、「核心は日本共産党スターリン主義の打倒だ」と指摘。日本共産党・志位委員長の「政権の一角に入っても自衛隊を活用する」という発言に対して、「これは国家暴力を認めるということ。警察権力も監獄も国家暴力だ。日本共産党が政権をとったら日本の労働者人民の闘いを血の海に沈めるという宣言だ」と断罪し、全学連の大隊列で日本共産党を打倒していくことを提起した。
　さらに木崎同志は、国鉄決戦と国際連帯闘争の大前進が連合の産業報国会化をめぐる攻防として安保国会決戦をたぐり寄せたことを確認し、「日本において唯一、ストライキとゼネストと革命を組織する労働組合が動労総連合だ。われわれは国鉄分割・民営化反対を闘い抜き、現代革命への挑戦権を握りしめている」と動労総連合建設への総決起を訴えた。
　その上で、９月は各地での動労総連合結成、外注化攻防、楢葉町帰還強制反対の闘いなど、国鉄労働者のストライキが渦巻く中で安保法制の山場を迎える。木崎同志は「国鉄労働者のストライキと結合させた国会闘争の爆発をかちとる時だ」と、９月大闘争から、韓国のパククネ打倒の全人民大蜂起と連帯した11月闘争への展望を示した。
　最後に、新しい労働者党の建設へ向かって、大宣伝戦と『前進』１万人読者網建設に打って出ることを提起し、革共同への結集を熱烈に訴えた。
　会場は万雷の拍手で安保国会・９月大決戦への決起を誓い合った。
●「街」弾圧粉砕へともに闘う
　集会に先立ち15年前半期の闘いのＤＶＤが上映され、革共同中央学生組織委員会の深田力同志が開会あいさつを行った。
　司会は全学連の森幸一郎書記次長と青年労働者が務めた。公安警察による「オープンスペース街」への弾圧に対して完全黙秘・非転向で闘う２人の同志と固く連帯して、集会は始まった。
　連帯のアピールを、三里塚芝山連合空港反対同盟、全国水平同盟の田中れい子書記長、山本志都弁護士が行った。三里塚からは市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇し、農地法裁判控訴審の反動判決を弾劾した。萩原さんは緊急５万人署名運動を提起。市東さんは「気迫ある署名を最高裁にぶつけよう」と揺るぎない決意を述べた。
　五つの特別報告では、15年後半戦の課題と展望が鮮明に提起された。
　革共同中央労働者組織委員会から大原武史同志が発言に立った。大原同志は、「戦後の日本階級闘争はスターリン主義をぶっ飛ばす歴史だ。そのために革共同は結成された。今、日本共産党スターリン主義とシールズ指導部は、日本の労働者階級大衆が阻止線を越え、体制内勢力の制動を超えて立ち上がることに対して国家暴力を使ってたたきつぶそうとしている」と断罪し、「私たちは労働者階級人民の深い怒り、深い叫びを体現しながら、一歩も引かずに闘い抜く」と宣言した。
　革共同中央学生組織委員会から全学連の坂野陽平書記長が、「全国大学でストライキをやりぬく力をつける。マルクス主義学生同盟中核派の１千人建設に向けて突き進む」と、多数派に躍り出る決意を表明した。
　全学連国際部から内田しをり同志が国際連帯闘争の画期的前進を報告。反原発闘争からＮＡＺＥＮの織田陽介事務局長が８・29いわき現地闘争への大結集を呼びかけた。
　革共同救対部から金山克己同志が、「戦争反対貫き、安倍を倒して、相まみえよう」という星野文昭同志のメッセージを紹介し、９・６徳島現地闘争への決起を訴えた。
●動労総連合の建設へ総決起
　続いて国鉄戦線からのアピールが発せられた。
　動労千葉貨物協議会の佐藤正和議長は最高裁の動労千葉鉄建公団訴訟の棄却決定を弾劾した上で、「国鉄改革法の根幹が不当労働行為だったと最高裁が認めたことは画期的。国鉄方式でどれだけの労働者が解雇され非正規職に突き落とされたことか。解雇撤回まで闘う。安保国会過程にストを構えて総決起し、11月労働者集会に決起する」と戦闘宣言を発した。
　動労水戸の照沼靖功さんは「10月に外注化の出向期限を迎える。外注化強行との決着をつける」と語り、さらに楢葉町への帰還強制に対して被曝労働拒否で闘う不退転の決意を述べた。
　東京南部地区委員会の同志は動労総連合・東京建設の固い決意を述べ、満場の拍手を受けた。
　各産別から、自治体、教労、郵政、医療・福祉の労働者と合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表が、体制内勢力を打倒し、民営化・外注化反対、非正規職撤廃・解雇撤回で闘う階級的労働組合をつくり出す展望を確信をもって語った。
　決意表明では、革共同印刷局の同志が１千万人と結びつくための印刷工場の建設を訴え、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長、マルクス主義青年労働者同盟の同志、全学連の斎藤郁真委員長が、戦争阻止の帰趨（きすう）は職場・キャンパスでの攻防に勝ち抜くことにあることを喝破し、安保国会決戦の先頭に立つと宣言した。
　革共同とともに、日本共産党スターリン主義を打倒し、ゼネスト実現で安保法制粉砕・安倍打倒へ突き進もう！