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群馬・中央タクシー分会が24時間スト貫徹

s20160324e-1.jpg3月20日、群馬合同労組中央タクシー分会(3人)は中央タクシー群馬営業所(藤岡市)で24時間ストを貫徹した。要求項目は①賃金を上げろ、②分会長を乗務に戻せ、③不当な給与減額を即時撤回せよ、④長時間労働を是正せよ、⑤労働時間管理(タイムカードの設置)を徹底しろ、⑥ワックスなど業務上必要な備品を支給しろ、の6項目。いずれもこれまで4回の団体交渉の中で会社はまったくの開き直りを決め込んでいる。
 スト通告に現れた分会長の姿を見て、管理者はあわてて事務所のカギをかけて逃げてしまった。その後、午前8時30分からのスト突入をともに闘おうと続々と群馬合同労組の組合員が駆けつけた。営業所は「ストライキ決行中」の文字で埋め尽くされた。そして営業所敷地で堂々とスト突入集会を開いた。集会は圧倒的な注目をあびた。

s20160324e-2.jpg10時から中央タクシー分会スト貫徹・春闘集会が高崎市内で開かれた。「立ち上がってよかった。一人ではないことが支え。会社は就業規則を改定して短時間正社員というのを導入しようとしている。許せない」(K分会長)。「労働組合なんてどうしようもないものと思っていた。今は闘うのが生きがい。社長を打倒して、それからもずっと闘っていきたい」(S分会書記長)。「裁判がおもしろくなっている。うそをつかなければ真実は必ず勝つ。職場でも力関係がひっくり返った。労働環境改善、絶対にやらなければならない」(T副分会長)
 正午、いよいよデモに出発した。先頭は「ストライキ決行中!群馬合同労組中央タクシー分会」の横断幕。これを分会の3人が掲げた。3人とも制服のスーツ姿だ。人数は20人だが、すごい熱気と迫力だ。先頭の3人が気迫のこもった顔で、終始大声を張り上げた。
 デモは中曽根康弘記念館・青雲塾会館を直撃した。当時の総理大臣として国鉄分割・民営化を強行した憎むべき日本帝国主義の中枢そのものだ。デモ隊の力が入る。「国鉄分割・民営化を許さないぞ!」「1047名の解雇を撤回しろ!」「中曽根康弘は責任を取れ!」
 追いつめられた会社は就業規則を改悪し、手待ち時間を休憩時間にして差別的に低賃金を強制しようとしている。ハローワークに出した新しい求人にはなんと「休憩時間300分」とある。ふざけるんじゃない! 休む間もなく新たな闘いが始まる。団結してがんばろう!(群馬合同労組書記長・清水彰二)

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