国際婦人デー相模原行動打ち抜く
3月20日、国際婦人デー相模原行動は駅頭でのリレートークから始まりました。自民党国会議員が安倍の写真を掲げて大宣伝する中、ヨーッシと気合を入れて乗り込みました。横断幕を広げると、年配のご夫婦が走り寄って「早く始めてちょうだい。あなたたちが来てくれて良かった」と熱く手を握ります。圧倒的な期待と注目の中で「戦争絶対反対、非正規職撤廃、安倍倒せ」「命より金の社会は変えられる」と声を限りに訴えました。
今年の集会は、婦民全国協・相模原支部、相模原中央支部と湘北合同労組の共催で行われました。集会には35人が参加。開会の挨拶に続いて基調が提起されました。「朝鮮侵略戦争突入情勢の下での京大反戦スト弾圧を粉砕し6人の全学連学生を奪還した。迎賓館・横田爆取弾圧の上告棄却を許さず闘おう」「女性を低賃金の非正規労働者として社会に投げ出す安倍に怒りと決起が始まっている。新しい労働者の政党をつくろう。7月衆参ダブル選を闘おう。職場の怒りを出しあい、闘いの展望を討論しよう」と呼びかけました。
現場からの特別報告は二つ。地元病院労組の委員長が「戦争か革命かが問われている。少数組合だが絶対反対で団結し、保育ルームの外注化や始業前のサービス残業等々について闘い、団結の力で勝利してきた」「おかしいことはおかしいとみんなで声をあげることが大事」と話しました。湘北合同労組書記長は「解雇撤回の闘いは、自分一人のためではなく次の解雇を許さない闘い。学生や地域と手を結んで闘おう」と提起しました。
フリートークでは、医療・福祉・介護の職場の実態や闘いを現場の労働者に語ってもらいました。動労神奈川、JR関連職場の青年労働者達も参加し、「どうやったら仲間に伝えられるか、一緒に立ちあがってもらうにはどうしたらよいか」との率直な質問・意見に対し、豊かな討論となりました。障害当事者から「ダメなものはダメ。生きるために必要なことは譲れない」とあきらめずに65歳介護保険移行を拒否し、障害者福祉を勝ち取った報告。パワハラのすえ「自主退職」という形で「解雇」された病院パートの女性からは「納得いかない、絶対許さず闘う」との決意。老人ホームで働く外国人女性労働者は「働くことは好き。誇りをもっているが、とんでもない数の入浴介助や急がせることはダメ」と。障害者枠で福祉職場で働く男性労働者も「仲間がどんどんやめていく」と厳しい現場を報告しました。理学療法士の息子があまりの苛酷な仕事で2カ月で退職せざるを得なくなった母親からも怒りの声があがりました。
さまざまな立場の話をお互い聞きあい、ガチンコ勝負でひかない、あきらめない。仲間は見ていると話し合いました。婦民相模原支部長が「医療・介護が儲けの対象になっている。職場で仲間を! ゼネストのできる組合をつくろう! 労組を軸に闘えば戦争もとめられる」とまとめました。(神奈川・い)
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