1・21 動労西日本米子支部が主催し米子で春闘集会
1月21日、鳥取県の米子市文化センターで動労西日本米子支部主催の春闘学習集会がおこなわれた。
「伯備線事故11周年弾劾、労働法制大改悪粉砕! 17春闘勝利、三江線廃止絶対反対」の横断幕が掲げられ、司会から「ロシア革命から100年、世界は革命情勢だ。この1~3月国鉄決戦で、日本でのゼネスト・革命の扉を押し開こう!」と檄が発せられた。
集会第1部では、「韓国ゼネストの記録」(60分)と「ロシア革命の記録」(20分)の上映が行われた。韓国ゼネストの記録は、まさにロシア革命を21世紀現代によみがえらせる新たな労働者革命の開始を告げ知らせる感動的映像だ。ロシア革命の記録は、1917年2月革命から10月革命=武装蜂起・プロレタリア権力樹立に至る起伏に富んだ過程を中心に編集された貴重な映像で、労働者ならば誰もが感激し、鼓舞激励されてやまないものだ。上映が終了するや、会場から大きな拍手がわき起こった。
集会第2部として、第二の分割・民営化粉砕、労働法制大改悪阻止を闘いとる17春闘勝利へむけた学習会がおこなわれた。動労西日本米子支部長の鷲見貢さんが講師を務め、安倍の「働き方改革」が、改憲・戦争へ絶望的に突進する日帝・新自由主義の成算なき攻撃であり、怒りの大反乱が不可避であることを具体的に説き明かした。その中で、韓国・民主労総のゼネストに学び、今こそ日本でのゼネスト実現へ進むチャンス到来であることを熱を込めて語った。またその際特に、47年2・1ゼネストの中止をはじめ反革命・日本共産党の裏切りの歴史をあらためて暴露し、スターリン主義との党派闘争の死活性を訴えた。
鷲見さんの提起を受けた意見交換では、国鉄労働者が次々に闘いの決意を述べた。来賓として参加した動労西日本・山田書記長は、2017年方針の核心点を明らかにした上で、「1~3月春闘ストライキを、第二の分割・民営化粉砕、労働法制改悪阻止、総連合青年部建設を最先端とする組織拡大決戦として闘いぬく。3・4ダイ改阻止へ、大阪・広島でストライキを打ち抜く」と鮮明な決意を表明した。現場から参加した国鉄労働者は、第一部上映会の感動を率直に語り、「みなさんと団結して頑張りたい」と決意を述べた。次に発言に立った国鉄労働者も上映会について「韓国で進んでいる本当の情勢が何なのか、よく分かって、非常に良かった」と述べ、志すところは動労西日本と同じであることを明らかにした。こうした国鉄労働者の決意表明に全参加者が割れるような拍手を送った。
集会の最後に、鷲見支部長が、JR三大事故のひとつ「伯備線事故」徹底弾劾を貫き、全面外注化・分社化―出向・転籍、総非正規職化、ローカル線切り捨ての「第二の分割・民営化」絶対粉砕で闘うことが、安倍の労働法制改悪を阻止する道だとまとめ、2・12中四国国鉄闘争集会への総結集を訴え、団結頑張ろうを三唱した。
(動労西日本書記・松野博之)
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