狭山再審へ5・23集会 全関西 130人が植木団地に 富寿栄団地までデモ
全関西狭山集会は5月21日、全国水平同盟を先頭に闘う労働組合など130人が集まり、新たな狭山闘争を切り開く集会として成功しました。会場の植木団地はきれいに整備され、星野絵画展や労組の企画するブースも。「植木団地を守れ!」ののぼりが林立する中で、5・10植木団地裁判の勝利に続き、圧倒的熱気の中で開催されました。
全国水平同盟の高槻支部、崇仁・東三条支部、西郡支部をはじめ集会の参加者は口々に5月12日の関西合同労組阪神支部長ら3人の不当逮捕を弾劾しました。政治危機を深める安倍政権は、朝鮮戦争と改憲のため、共謀罪の先取りとして全国で弾圧を強行しました。しかし、そのことごとくが破産しています。弾圧が逆に国家権力の団結破壊への怒りを噴出させることは不可避です。「労働者の総決起で狭山闘争の爆発を! 国鉄決戦を軸に17―18年決戦を爆発させ、狭山闘争でゼネスト―革命を実現しよう!」という新たな狭山闘争路線の現実性をこの集会は示しました。
関西労組交流センターから全国水平同盟に100万円のカンパが渡され、固く握手が交わされました。
北摂地区では、水平同盟高槻支部・植木団地労働組合と高槻医療福祉労働組合、大阪北部ユニオンが地域での拠点建設をめざして狭山学習会を開催し、職場から狭山闘争に決起しようと訴えました。とくに、植木団地の組合員は富寿栄(ふすえ)団地(解放住宅)での狭山街頭宣伝に立ちました。部落解放同盟富田支部の裏切りをのりこえて絶対反対で闘う植木団地労働組合・水平同盟高槻支部だけが、狭山闘争を組織できることを訴えました。
また、各労組は一体となって北摂全域を対象に宣伝活動を行いました。解放住宅や団地、駅頭やスーパーで宣伝活動を行い、狭山闘争をめぐる議論が始まりました。集会終了後、集会参加者は赤旗をひるがえし、圧倒的な注目の中で富寿栄団地に向けデモを行いました。(北摂労組交流センター・上園耕作)
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