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関合労デッチあげ弾圧が初公判 許支部長らが意見陳述

 9月21日、神戸地裁(第1刑事部・芦高源裁判長)において関西合同労組春闘弾圧の第1回公判が開かれた。
 この弾圧は今年3月7日に闘われた関西合同労組春闘行動においてかねひろ運輸資本に申し入れたことを「建造物侵入」にデッチあげたものだ。関西合同労組阪神支部の許用皓(ホヨンホ)支部長が17年にわたり、解雇撤回・非正規職撤廃を求めて闘いぬいてきたかねひろ闘争が「2018年問題」と合流し、労働者階級の総決起を切り開くことへの国家権力の恐怖だ。戦争・改憲と共謀罪の先取り弾圧であり、労働法制改悪の先取り攻撃である。
 法廷は結集した支援者でいっぱいとなり、検察・裁判所を圧倒した。弾圧を受けた3組合員は裁判所による不当な分断を打ち破って合流し元気に登場した。

 許支部長は、「(春闘統一行動は)労働組合としてまったく当然の行動であります。今回の弾圧は戦争のために労働運動をたたきつぶすことが狙いであり、絶対に許すことはできません」と弾圧への怒りをたたきつけ、「われわれを逮捕・勾留し、拷問的やり方で屈服・転向させようとしましたが、われわれの完全黙秘・非転向の闘いで完全に粉砕されました」と勝利の確信を表明した。
 そして「安倍政権は『働き方改革』によって労働者の団結権・争議権を奪い去ろうとしている。その先取りともいうべき今回の弾圧に対して、私たちは被告であることを武器にして安倍の戦争・改憲・労働法制大改悪と真っ向から闘い、団結の力で勝利することを宣言します」と戦闘宣言を発しました。
 山本美知子さんは、婦人民主クラブ全国協議会が掲げてきた「戦争は命かけて阻むべし! 祖母・母・娘みな牢に満るとも」を引いて、その闘いを実践していく決意を表明しました。
 多賀一実さんも、戦争と改憲のための弾圧を絶対に粉砕すると表明しました。
 さらに、弁護団が冒頭意見陳述で、労働運動弾圧であると公訴棄却を求め、団結権破壊だと無罪を主張しました。
 裁判傍聴に参加したすべての仲間は「弾圧と裁判を逆に政府・国家権力を裁く場にしてやろう」と決意を新たにしました。
 次回公判は11月9日と設定されました。総選挙決戦―11月集会の爆発で国家権力との力関係を大胆にひっくりかえし、その先頭で闘おう。(近畿救援会・N)

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