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京都・東三条住宅追い出し 市の強制執行阻む 全国水平同盟の抗議・情宣で

20180308k-1.JPG 京都市が2月28日に強行しようとしていた東三条改良住宅のBさんの追い出し強制執行を阻止し、異例の「延期」を強制しました。画期的な勝利です。
 この日は全国水平同盟の西郡支部、高槻支部をはじめ関西各地から仲間が駆けつけ、20人で市営地下鉄京阪三条駅で街宣を行いました。そして、崇仁(すうじん)・東三条支部のBさん宅の前に布陣しました。
 すでにこの数日前に京都地裁の執行官から「強制執行を延期する」との通告がありました。2月19日の市住宅管理課への抗議申し入れと市役所前情宣が市を追い詰めたのです。(2919号4面参照)

 しかも、延期の通告に来たのは執行官と市の代理人(弁護士事務所の事務員)の2人だけ。京都市は自らの不正義性におののいて、東三条に登場すらできなかったのです。こそこそやってきた執行官らに怒りの弾劾がたたきつけられました。
 その後、東山いきいき市民活動センターで開かれた勝利の総括集会で、この闘いの意義と今後の展望について討論が行われました。
 住宅からの追い出しは地域全体を更地にするためです。これが戦争と団結破壊を許すかどうかの最先端の攻防点になっており、ここでの闘いは安倍政権を追い詰める歴史的な闘いです。これまでの〝身ぐるみはがして追い出す〟京都市のやり方を、全国水平同盟の団結の力でいったん止めています。崇仁保育所移転―民営化を阻止する闘いと一体で、更地化を根底から粉砕する展望を開いています。こうしたことが討論をとおして明らかにされました。
 しかし、京都市はBさん宅の強制執行をあきらめたわけではありません。Bさんは団結の拡大をかけて最後まで闘う決意を固め、市が再度通告してきた4月5日の強制執行を迎え撃つ準備を進めています。
 一方、許しがたいことに京都市は崇仁住宅のAさんに対する追い出し強制執行も狙っています。3〜4月は全国水平同盟にとって正念場です。追い出し絶対反対の旗のもと、全国水平同盟は団結を武器に追い出しを阻止し、更なる組織拡大に突き進む決意でいます。   (京都 朝霧広巳
写真強制執行を「延期」に追い込み、当日Bさん宅に「取りやめ通告」に来た執行官らを徹底的
    に弾劾(2月28日 京都市)

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