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旭非正規職支会支援共闘会議 AGC本社(旭硝子が社名変更)に抗議申し入れ

20180730b-1.jpg 旭非正規職支会支援共闘会議は7月27日、韓国・クミ(亀尾)市で闘う旭非正規職支会との同日行動として東京・新丸の内ビルにあるAGC本社(旭硝子が社名変更)に対する抗議申し入れ行動を闘いぬいた。
 午後4時すぎ、面会を申し入れ、出てきた総務のマネージャー2人とやりとり。しかし、「関係会社を通じ対応している」「申入書は受け取れない、本社としてはお答えできない」と繰り返すのみ。
 申入書を読み上げる。「私たちは、貴社韓国法人AFKによって不当解雇された、請負会社GTS元従業員の旭非正規職支会の解雇撤回・職場復帰の闘いを支援している……先のクミ市長選挙でも、『非正規職雇用安定』『旭硝子不当解雇労働者復職積極推進』などの公約を掲げた候補が当選を果たし、……不法派遣問題で責任を回避する検察庁に対して抗議の声が高まっています。旭支会の組合員は言います。社名を変えるなら、労働者を不当解雇するブラック企業体質も変えろ、と。全くです。私たちは、当該解雇は、AGCとAFKの責任であり、本社の責任で解決すべきである」と主張し、①違法派遣を認め、正規職として職場復帰させること、②解雇はAGCに責任があることを認め、解決のための話し合いに即刻応じることの2点を申し入れた。

20180730b-2.jpeg それでもなお「受け取れない」との対応に、共闘会議議長の山本弘行さん(動労千葉国際連帯委員会事務局長)が、旭硝子の決算レポートを示し、「ここに連結決算と書いてある。連結の総売り上げ額が、アジア、欧州、米国の総額になっている。韓国で178人を解雇しておいて、連結決算なんだから本社に責任があるだろう!」と一喝。力なく「裁判で係争中でもありますので……」と口走る総務の某氏、「裁判の当事者だってことでしょ、本社の責任だ」と、清水彰二事務局長(群馬合同労組委員長)がすかさず詰め寄る。
 最後に「われわれは解決するまでここに来る!」と突きつけ、社前での宣伝活動に移った。「今、韓国クミ市のAGC工場前で旭支会が解雇撤回を訴えて宣伝戦を闘っています。労働者の国際連帯で解雇を撤回させましょう!」――集まった合同・一般労組全国協傘下の労組組合員ら16人が次々とマイクで訴えた。動労千葉の関道利副委員長(共闘会議副議長)は、「動労千葉が民主労総との国際連帯を始めて15 年、解雇撤回まで共に闘おう!」と呼びかけた。
 日本での闘いに寄せて旭支会のチャホノ支会長が、フェイスブックに「日本の同志が旭硝子本社への抗議集会を行った。同じ時刻、われわれも工場前で宣伝戦を進めた。AGCにカネと『キム&チャン』(労組破壊専門の悪徳弁護士事務所)がいるなら、私たちには共に闘う同志がいる」と投稿。日韓同時に旭硝子を攻めるという共同闘争の手応えを共有し、さらにこの道を進もう! 日本での闘いを、改憲・戦争阻止の闘いと一体で推し進め、解雇撤回・原職復帰をかちとろう!
写真上:東京・新丸の内ビルにあるAGC本社(旭硝子が社名変更)に対する抗議申し入れ行動を闘いぬき怒りのシュプレヒコールをたたきつける参加者
    下:韓国のAGC工場前で宣伝活動をする旭非正規職支会。チェホノ支会長が持つメッセージボードには「清掃をする女性労働者たちは休憩室がなくてトイレで休んでいる」と書かれている
(7月27日夕 クミ市)

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