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改造業務の外注化やめろ JR郡山総合車両センター 動労福島が抗議行動

20180927b-1.jpg JR東日本は9月1日、郡山総合車両センターの改造業務の外注化を強行しました。改造業務は郡山の技術力の象徴であり、「職人」と呼ばれる人たちの集まりでもあって、青年労働者の技術習得の場としても重要な職場でした。
 JRは、青年をはじめ現場労働者の反対の声をつぶすため、「エルダー(退職後の再雇用者)の雇用の場の確保」を外注化の口実にする、卑劣な手段を使ってきました。
 8月27日、動労福島の組合員と宮城、福島の支援の仲間12人は、これへの抗議行動として、早朝の組合ニュースの門前配布と昼休みの工場正門前集会を行いました(写真)。組合ニュースはほとんどの労働者に手渡され、受け取れなかった人もあとでニュースを求めてきました。現場でも、外注化に反対している他労組のベテラン職員が、「今朝の動労福島のニュース読んだか? どう思った?」と青年に話しかけていました。

 昼の門前集会にはたくさんの労働者が注目し、窓ごしや屋上などから発言に聴き入っていました。
 JRは7月3日、グループ経営ビジョン「変革2027」を発表しましたが、鉄道の安全確保についてはほとんど触れていません。駅ナカや駅外での商業や電子マネー事業など金もうけのことしか頭になく、検修のような利益を上げない部門はどんどん切り捨てようとしています。車両の機器をIT装置でモニタリングすることで保守・点検の業務を極限的に削減するとして、人間の目や耳、指先の感覚、経験が培った「勘」などすべてを否定しています。それが駅の火災や電柱の倒壊という重大事故を引き起こし、山陽新幹線が台車亀裂で脱線寸前になる事態をもたらしたのです。
 郡山総合車両センターの改造業務外注化は乗務員勤務制度改悪と一体であり、「変革2027」の最先端の攻撃です。
 動労福島は、車両の品質安全を無視し、労働者を犠牲にする外注化・合理化施策に反対し断固闘います。労働組合として改憲・戦争阻止!大行進運動の中軸を担うためにも、組織拡大が課題です。今回の闘いは大きな展望を開きました。共に頑張りましょう。(動労福島委員長・橋本光一)

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