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関電・原発利権を弾劾 NAZEN関西が集会・デモ

原発と五輪反対を掲げてデモ(9月29日 大阪市)

9月29日、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)関西の呼びかけで、「核武装のための原発反対!オリンピックで福島切り捨てるな!反原発集会」を大阪・難波で開催しました。
集会冒頭、村山晃NAZEN関西代表が基調を提起しました。
「関電・高浜町・原発建設会社間での原発利権サイクルが暴かれた。日帝の原発政策の末路だ。原発再稼働・フクシマ圧殺は安倍政権による戦争・改憲・核武装のための攻撃だ。NAZENこそが改憲・戦争阻止!大行進運動の先頭に立とう」「松井大阪市長の『汚染水受け入れ・大阪湾放出』発言は断じて許しがたい。関西におけるフクシマ圧殺攻撃との闘いの課題になる。ヒロシマ・ナガサキの怒りもあり独自の核武装ができずにきた日帝が『核の平和利用』の名目で原発を推進してきたのが日本の核政策。それが福島原発事故で破綻した。追い詰められているのは安倍だ。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧との対決の中で開催される11・3全国労働者総決起集会に総結集しよう」
 福島の帰還困難区域の現地調査を記録した動画の上映を引き継ぎ、動労水戸の石井真一委員長が登壇。福島第一原発直近を通るJR常磐線の全線開通反対を訴えました。
石井委員長は、「原ノ町運輸区に青年労働者を強制異動させて、運転を押しつける。JRには社員を守るという考えがない。事故が起こったら乗客・乗員を救出できない。この暴挙を暴くために9・22水戸市内デモに立った。照沼靖功執行委員は『車両の床下を検査すれば、マスクしたって鼻の中が真っ黒になる』と訴え、連日、勝田運輸区で会議を開いて東労組の青年とも議論している」と闘いの前進を報告しました。
続いて地元から京都府職労舞鶴支部の仲間が、高浜町・建設会社と一体となった関電の利権あさりを弾劾し、9・8舞鶴闘争、組合執行部選挙に立ち上がったことを報告しました。
元原発労働者の斉藤征二さんが、「私の体験では、放射性物質を吸い込むことが一番怖い。放射性物質が冷却水のステンレスの管に穴を開け、海洋放出されている。原発廃炉作業への労働者の動員は召集令状と同じ。戦争の始まりだ」と弾劾しました。
大阪市、高槻、奈良のNAZENの仲間が地域での闘いを報告した後、直ちにデモに出発。関電利権スキャンダルが発覚した直後とあって、すごい注目でした。NAZEN関西はこの闘いを引き継ぎ、11・3全国労働者集会に立ち上がります。(NAZEN関西事務局・遠坂裕夫)

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