「関生支部とともに闘おう！」―１２・２２北摂集会が大成功

「関西生コン支部への弾圧を絶対に打ち破る！」という熱い熱気でかちとられた１２・２２北摂集会（大阪府茨木市）

１２月２２日、「関生支部とともに闘おう！　労働組合破壊は戦争への道　１２・２２北摂集会」が、茨木市生涯学習センターで開催され、７２名の結集で勝ちとられました。

この集会は、高槻医療福祉労働組合や全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の北Bブロックを中心に、北摂地域の労働組合、市民団体が合流して作る、北摂労働者集会実行委員会（改憲・戦争阻止！大行進・北摂の実行委員会も兼ねる）が主催となって、北摂地区から関生弾圧粉砕の声を上げる決定的な集会となりました。何よりも、武洋一副委員長をはじめ関生支部の仲間が大挙参加し、ともに闘う団結を作り上げたことが決定的です。

集会は二部構成で勝ち取られました。一部は映画『棘（とげ）』の上映会、二部は本集会です。

第一部の『棘』上映会には、杉浦監督と平林猛さんが駆けつけて下さり、ごあいさつを頂きました。ごあいさつでは、この映画が弾圧を絶対に許さない取組みの一環として作られていることが強調され、会場から大きな拍手がありました。

第二部では、冒頭、主催者を代表し高槻医療福祉労働組合の村山裕子委員長から本集会に至る経緯と決意が話されました。そこで、村山委員長は「実行委員会の中で、構成団体である関生支部北Bブロックにかけられた解雇攻撃とどう闘うのか議論を積み重ね、今回の集会が開催された」と発言。12月18日に高槻医療福祉労働組合が半日の指名ストに入ったことも報告され、「現場での闘いを軸に、関生支部と連帯して、改憲・戦争のために労組なき社会をつくろうとする安倍政権を倒そう！」と表明されました。

「関生魂は消えない！２０２０年に反転攻勢にうって出る」と決意を表す、関西生コン支部・武洋一書記長

特別報告は武洋一書記長です。洋一書記長は「『関生はやりすぎ』といわれてきたが、コンプライアンス闘争や、非正規の正規職への要求、団結破壊に対する闘い、すべて当たり前の闘争だ」「関生魂は消えていません！　２０２０年に反転攻勢にうって出る」と力強く発言されました。

これを受けて支援のあいさつとして、港合同昌一金属支部委員長の木下浩平さんから「むこうが行き詰まり、ぼろを出している。南労会弾圧やサンコウ分会弾圧に関生支部は宣伝カーや組合員を動員し支援をしてくれた。労働運動の真価が問われている。断固闘う」と決意を明らかにしました。

地元からは、高槻医療福祉労働組合、植木団地労働組合、大阪北部ユニオンからの力強い発言が続き、闘いの決意として関生支部北Bブロック青年部長から、「組合員の職を奪い、家族の生活も奪う卑劣な攻撃に対して、２０２０年は怒りを燃やし反撃に立ち上がる」と決意表明がなされました。また、西山執行委員からは「負けと自分が認めたらだめ！関生は労働委員会に３０数件の救済申し立てのすべてに負けたことがある。でも運動で勝った。どれだけ弾圧を受けても関生は死なないということを知らせてやらなければ」と発言し、大きな拍手が沸き起こりました。

最後に北摂労組交流センター村山晃氏から、「この集会の地平の上に、２０２０年関生弾圧を粉砕し、労働運動の力で戦争と改憲の安倍政権を打倒しよう」とまとめがあり、参加者は、茨木市役所までのデモ行進に移りました。（北摂労組交流センター・野口彰）