原発いらない金曜行動 東電の事故隠しに怒り
9月17日夕、第4回目の「原発いらない金曜行動」が首相官邸前で開催された。180人が結集し、日帝の原発推進政策への怒りの声を上げた。
午後6時半、元気なシュプレヒコールで行動が始まった。たんぽぽ舎の山崎久隆さんが「福島第一で恐ろしいことが起こっている」として、福島第一原発の多核種除去設備(ALPS)で、放射性物質を吸着するフィルターが25カ所中24カ所で破損していたこと、2年前の点検でも25カ所すべてで破損が見つかっていたが東電は当時公表しなかったこと(9月9日に報道)を弾劾した。
鹿児島反原発連合の代表が発言した。また青森県の大間原発反対運動のため熊谷あさ子さんが建てたログハウスを「あさこはうす」と命名し維持している娘の熊谷厚子さんの「これからもくじけず、へこまず、あきらめずの思いでがんばっていきます」との手紙が読み上げられた。
その後、9月11日に行われた東海第二原発再稼働反対の一斉行動の報告が行われた。さらに女川原発反対運動の代表の「ふるさとを次の世代の人たちに憂いなく引き継ぐために私たちが力を尽くして進路を変えましょう」という力強いメッセージが紹介された。
首都圏の学生が「これからも学生として反原発運動を爆発させ、みなさんと連帯して闘っていきたい」と元気よく発言。大きな拍手が起こった。
最後に呼びかけ人でたんぽぽ舎共同代表の柳田真さんがまとめを行い、「金曜行動が4回目を迎え、しっかりと定着できた。次回は10月15日。金曜行動をこの官邸前に根付かせて、自民党政府、電力会社に私たちの声をしっかり突きつけましょう」と発言、この日の行動を締めくくった。
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