三里塚一斉行動―3・27芝山現地闘争を呼びかけ
1月23日、103回目となる新年最初の空港周辺情宣一斉行動が行われた。反対同盟と支援連絡会議の仲間は、市東さん宅離れに結集し朝の打ち合わせを行った。
最初に萩原富夫さんが、団結旗開きで「気候変動阻止を三里塚闘争の正面課題に」と「闘争宣言2022」に入れ、新たな挑戦を開始した意義を改めて提起した。参加者からも意見が出され、学習や活動に積極的に取り組み、全世界で立ち上がる若者とともに、市東さんの農地死守・機能強化の白紙撤廃に向けて闘おうと意思一致した。
決戦本部長の太郎良陽一さんは、芝山町の施設貸し出し拒否の策動を打ち破って、1月30日に芝山町中央公民館の使用許可を勝ち取ったことを報告した。この勝利を踏まえて決戦本部として、市東さん宅離れで天神峰カフェを行った後、空港機能強化の学習会を芝山町中央公民館で行うことを明らかにした。
新発行の反対同盟ニュース第98号は、新年デモ旗開きと1・19新やぐら裁判の報道を中心に構成し、3月芝山町現地闘争への参加を呼びかけるものだ。4面の「地域住民の声」の欄では、「騒音による睡眠妨害は心疾患のリスク高める」との空港北側の成田市の農家の声が寄せられている。「今、何も言わないとこのまま進んでしまう。声を上げるのは今しかない」と切実に呼びかけている。
全参加者は、新たな闘いに向けて、一斉行動の成功を勝ち取ることを決意し、ただちに周辺情宣にうってでた。
周辺住民との会話では、政府のオミクロン対策と麻生孝之芝山新町長への批判が多かった。「自民党菅・岸田のコロナ対策は後手ばかり。よくなってはいかない」「コロナの拡大の中、利用者のない飛行機を飛ばす必要はない」との声が続いた。
騒音下に住みリモート勤務の労働者は、「ワクチンは危険」と海外の調査文献や報道なども調べ、一家でワクチン接種を拒否している。彼は、「今のワクチン報道は規制されていて、反対の声が抹殺されている。反対の声があげられない社会、批判勢力を軽んじる風潮はおかしい。だから反対同盟のような存在が貴重」と述べ、「自然破壊を弾劾する勢力が一つになればいい」と期待をよせせた。
夕方の集約では、「環境問題を自分たちのことと考えているのはすごいこと」との同盟ニュースに対する住民の感想が報告された。これを受け最後に市東さんが、「新しい課題が出ています。これを皆で学んでいこう」と3・27芝山現地闘争に向けて力強くまとめた。(N)
◎団結街道裁判 3月8日(火)午前10時30分開廷 千葉地裁
◎新やぐら裁判控訴審 3月14日(月)午前11時30分 日比谷公園霞門集合→霞が関デモ」/午後2時開廷 東京高裁
◎芝山現地闘争 3月27日(日)
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