メーデーでさらに産業報国会化する連合
4月27日の中央メーデーで連合は産業報国会化を一段と深めた。昨年に続いて岸田をメーデーに招いた連合は、参加者に手荷物検査と警察権力による金属探知機を使った身体検査を強制した。組合員が味わった屈辱は計り知れない。
岸田はあいさつで、「今春闘で昨年を上回る力強い賃上げの流れができた。賃金が上がることが当たり前との方向に、社会全体の意識を一気に変える」とうそぶいた。だが、労働者のどこに賃上げの実感があるのか。岸田は裏金問題にも、現に強行している戦争への突進と大増税にも言及せずに居直った。岸田が発言を終えようとした瞬間、たまりかねた参加者から「帰れ」とやじが飛んだ。これについて連合会長の芳野友子は、「来賓に組織内からやじが飛んだことは非常に申し訳ない」と岸田にこうべを垂れ、労働者の当然の怒りに非難の矛先を向けている。いったいこれが労働者の代表なのか!
この芳野に呼応して、国民民主党は彼らのメーデーアピールで「給料を上げる。国を守る」と絶叫した。戦争と武器生産に身を捧げろというのだ。労働者はこんなことを絶対に認めない。戦争翼賛の連合を打倒する労働者総反乱の時は迫っている。
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