広島 8・6実行委が集会・デモ
5同志奪還から25年決戦へ
12月21日、広島市内で8・6ヒロシマ大行動実行委員会による集会とデモが行われました。12月12日の5同志の保釈・奪還の勝利を確認し、中国侵略戦争阻止、石破打倒の被爆80周年8・6ヒロシマ決戦への意気を50人の集会参加者で高め合いました。
宮原亮事務局長の基調提起に続き、広島市職員や学生などから発言が相次ぎました。全員が、なによりも5同志を奪還したことの喜びに溢(あふ)れ、「闘えば勝てる!」という確信に満ちて発言しました。
共同代表の室本けい子さんは、高額保釈金への怒りと共に「一晩で本当に2500万円集めたこの団結に改めて感動した」と言いました。全学連からは京都大学で行われた12・13全国反戦集会の勝利が報告されました。
集会後のデモは電車通りを通り原爆ドーム前へ。「5人を取り戻したぞ!」のコールを広島市中に響かせました。
支配階級は反戦反核運動をたたき潰しまたは無力化にするためにいろいろにあがいています。被団協へのノーベル平和賞はそれ自体帝国主義政治への取り込みですが、松井市長はそれに際しても被爆者国家補償の要求につばを吐き「『核廃絶や平和を訴える考え方』のみが評価されている」とコメントを発しています。帝国主義は相変わらず核といえば「北朝鮮、ロシアの核」を非難し日米核同盟を正当化しようと必死です。しかし被爆者と労働者の怒りはこんなものでは抑えられません。そして24年8・6の実力座り込みの勝利と5同志の奪還という成果をもって25年決戦に突入することができることが決定的に重要です。(8・6ヒロシマ大行動 田丸鴻一郎)
この記事へのコメントはありません。