大坂正明さん奪還へ東京高裁に申し入れ 沖縄闘争に共感集まる
星野全国再審連絡会議と大坂正明さん救援会は5月8日、東京高裁前での宣伝活動と東京高裁への署名提出・申し入れを行った。大坂さん救援会と共に、東京の杉並・三多摩・東部・北部、神奈川と千葉の星野さん救援会が結集し、33人で闘いとった。
署名提出・申し入れ行動に対し、高裁は人数を20人に制限してきた。怒りを込めて各救援会が申入書を読み上げ、裁判所を徹底弾劾。「無実の大坂さんを直ちに解放しろ」「高裁は目撃供述のうそを暴く『鑑定意見書』の証拠調べを行え」と迫り、全国の仲間が集めた大坂さん解放署名3174筆を提出した。
申し入れに先立ち、星野・大坂救援会が一体となり、圧倒的なアピール力で高裁前を制圧して街頭宣伝を行った。のぼりの「沖縄」の文字を見て話を聞きに来た沖縄出身のタクシー運転手は、星野暁子さんと話して「がんばって」と署名してくれた。連れ合いが沖縄出身だという男性は「再びの沖縄戦を絶対許すな」の訴えに「その通りだよ」と署名した。星野さん、大坂さんは「沖縄の全基地撤去」を闘って「殺人罪」をでっち上げられたという訴えが、強いインパクトを伴って人々の間に支持と共感を生み出した。
大坂さんは無実だ。裁判を無視し、ねつ造された「目撃供述」だけで懲役20年とする一審判決に対し、民衆の怒りが渦巻いている。5・15沖縄現地闘争の高揚から、5・30全国総決起集会へ攻めのぼろう。
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