三里塚フィールドワークに参加して
学生は三里塚と共に闘う
軍事空港廃港・農地死守へ決意
10月22日、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する三里塚のフィールドワークに参加させていただきました。対応してくださった現地のみなさん、ありがとうございました。初めてフィールドワークに参加する学生を新たに連れて来ることができて良かったです。
B滑走路延伸予定地、C滑走路予定地の工事現場をまわらせてもらい、地図上で見るのではなく改めて現地に赴くことで、狙われている延伸の規模の大きさ、平地でもない山を切り崩して空港を広げるという無茶苦茶さを実感しました。
また、これほど大規模に国策として進められる空港建設と闘ってきた三里塚闘争、反対同盟のすごさを改めて感じました。
アメリカ国防総省を「戦争省」とし、帝国主義者としての本性をむき出しにする米帝・トランプが訪日し、28日に極右・高市早苗新首相と会談しました。高市は、ガザ虐殺を支え新たな侵略戦争を準備するトランプを「ノーベル平和賞に推薦する」と言ってはばからない人物です。こうした帝国主義者たちによる戦争政策と闘う階級闘争の最前線が三里塚です。中国侵略戦争情勢が激しくなる中で、民間の港湾・空港の軍事使用が具体的に議論され準備されつつあります。この情勢において、ますます三里塚闘争が重要になっていることは間違いありません。
2度にわたり、工事に対して「空港反対」「農地を守り抜くぞ」というシュプレヒコールを行いました。フィールドワークと言いつつ、しっかり抗議行動をするのも恒例になっていますが、「反対同盟らしさ」が出ていると思い、うれしくなりました。
反対同盟から「学生から発言はないか」と、こちらにマイクを渡され、この間の学生戦線で起きている石田一派をめぐる件でご迷惑をおかけしている反対同盟をはじめとしたみなさんに謝罪するとともに、多くの学生・青年の三里塚闘争への決起をつくり出すことを誓うというアジテーションをさせていただきました。初参加の学生にもマイクを渡し、共に三里塚闘争を闘うと表明しました。
参加予定だった学生がもう1人いたのですが今回は参加できず、次のフィールドワークや三里塚集会で反対同盟のみなさんに紹介できたらと思います。2023年2月の強制執行阻止決戦を見て私たちの運動に加わった学生もいます。三里塚闘争は、今も新たな青年・学生の決起をつくり出しています。
最近、身内の一人が三里塚野菜を取りたいと声をかけてきました。自分は千葉地裁での行動にはよく行っていましたが、改めて産直野菜の拡大や援農といった部分でも三里塚を支えていきたいと思います。重ねて、現地のみなさんお時間を取っていただき、ありがとうございました。南台農地決戦も見据えながら、これからも労・農・学連帯で団結していきましょう。
(首都圏・学生 吉田耕)

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