【詳報】8・6ヒロシマ 戦争式典粉砕へ進撃
被爆者の怒りたたきつけ
被爆81周年の8月6日朝、8・6ヒロシマ大行動と改憲・戦争阻止!大行進と全学連の呼びかけで500人が結集し、中国侵略戦争―核戦争阻止を高々と掲げ、高市出席の戦争式典に怒りの実力デモをたたきつけ、戦争式典を粉砕した。
「戦争式典粉砕! 高市の式典出席を許さないぞ! 被爆者の英霊化を許さないぞ! 中国侵略戦争を阻止するぞ! 核戦争を阻止するぞ!」。午前7時30分、原爆ドーム北側に結集し、シュプレヒコールを上げ、式典会場へ進撃する態勢を整えた。全国被爆者青年同盟で被爆2世の壹貫田康博さんが渾身(こんしん)の訴えを行い、「日本政府は、戦争責任を認めろという被爆者の要求を今も拒否し続けています。高市は独自の核武装で中国侵略戦争に突進するために、広島を蹂躙(じゅうりん)しに来たのです。こんなやつらと一緒に静かに祈っている場合か! 積もり積もった被爆者の怒りをたたきつけよう。アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキをくり返すな! 亡くなった被爆者の声が聞こえるではありませんか。今まさに侵略戦争を引き起こし、核戦争までやろうとしているやからが参列する式典こそ怒りのデモをたたきつけるにふさわしいではありませんか」と呼びかけ、参加者は満場の拍手で決意を共にした。
さらに8・6ヒロシマ大行動実行委員会の森実智恵美さんが「『唯一の被曝国という血ぬられた神話と戦後民主主義的偶像を打ち砕く』『一億総懺悔(ざんげ)論のまやかしと天皇制イデオロギーとの対決を戦争責任の追及として自己にメスを入れ帝国主義者に矢をぶちこむ』——この被爆青年・2世の闘いを今日、私たちが実践するんです。全てをかけて戦争式典を粉砕し、目の前で始まった中国侵略戦争―世界戦争・核戦争を絶対に止める、高市打倒の実力デモをやり抜きましょう。みなさん! 準備はいいですか」と鼓舞した。最後に全学連が「今こそ反戦反核闘争を中国侵略戦争阻止の闘いとして爆発させよう。高市の式典出席を許したら日本は侵略戦争へとまっしぐらだ」と不退転の決意を表明し、午前8時、いよいよデモに出発。
白ヘルメットをかぶり固くスクラムを組んだ200人の第1梯団のデモ隊は、「式典粉砕! 高市打倒!」のコールをとどろかせ会場へ進撃した。機動隊は一刻も早く会場から遠ざけようとデモ隊の前方と両脇に張り付き、デモを圧殺しようと襲い掛かる。日帝・国家権力は会場のメインゲートの元安橋付近を何台もの機動隊車両を並べ封鎖。これこそ、被爆者の怒り、そしてアジア人民への血債にかけ日帝打倒の決意に燃えた実力デモに包囲され恐怖する帝国主義者どもの無様な姿にほかならない。デモ隊は機動隊と激突しながら会場に迫った。
原爆投下の8時15分、静寂を切り裂く怒りのシュプレヒコールがとどろいた。さらに第2梯団、第3梯団の「高市は帰れ!」などのシュプレヒコールが高市の演説を直撃。参列席からは「過ちをくり返さないでください」と抗議の声が上がった。会場内外の怒りの闘いで戦争式典の正体を暴き、これを徹底的に蹂躙し、粉砕したのだ。
式典粉砕デモに先立つ5日には、原爆ドーム前で総決起集会をかちとった。さらに6日昼、ヒロシマ大集会―大行進をうちぬいた。(記事2、3面)
三原則解体策す
高市は式典あいさつで原爆投下に行き着いたアジア侵略の歴史を居直った。そして「唯一の被爆国」を語り、帝国主義の核を容認する「ヒロシマ・アクション・プラン」の推進を明言。まさに2023年の「広島ビジョン」だ。「非核三原則」についても「わが国は堅持しており」とペテン的に述べ、今後、建前でさえ維持することを表明しなかった。記者会見でも安保3文書改定での取り扱いについて「予断を控える」とし、被爆者を前にしても核武装をしないとは言わない。日帝・高市は非核三原則を名実ともに解体し、核戦争を構え中国侵略戦争の遂行を宣言しているのだ。
中国侵略戦争―核戦争阻止の今秋反戦闘争の歴史的爆発へ総決起しよう!
被爆者の怒り体現し中国侵略戦争-核戦争阻止へ
画期的成功かちとった8・6大行動
8・6ヒロシマ大行動実行委員会主催のヒロシマ大集会が8月6日午後、午前の式典粉砕デモの大高揚を引き継ぎ広島県立体育館で550人の結集で闘われ、中国侵略戦争=核戦争阻止へ総決起する決意を固めた。
司会は安芸太田町議会議員の大江厚子さん。8・6ヒロシマ大行動共同代表で被爆2世の中島健さんが「侵略拠点の日本をひっくり返し米帝の野望を打ち砕こう」と力を込め開会あいさつを行った。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の森実智恵美さんが基調報告を提起し、「私たちの目の前で始まっている中国侵略戦争―世界戦争を命をかけて止める」「被爆者の英霊化を許さず、アジア人民への血債にかけて帝国主義を打倒しよう」と呼びかけた。
長崎被爆者の土井玞美子さんは被爆体験を語り「核兵器反対の力の一人として命のかぎり闘う」と渾身(こんしん)の訴えを行った。同じく長崎被爆者の高木美佐子さんは、侵略・戦争と差別―女性差別の元凶である天皇制と帝国主義打倒へ闘う決意を表明した。
8・6ヒロシマ大行動共同代表で全国被爆者青年同盟、被爆2世の壹貫田康博さんは、帝国主義による被爆者抹殺政策のもとで被爆者は死に絶えろという攻撃がかけられてきたことを絶対に許さないと述べ、「被爆者はあらゆる困難を打ち破って核と戦争を告発し続けてきた。根本から核と戦争をなくすことを求めている。いま世界核戦争に突き進む帝国主義とスターリン主義を打倒するために、被爆者、被爆2世・3世は必ず立ち上がる。私はその先頭に立つ」と宣言した。在日3世・被爆3世の鄭伊佐さんは、原爆投下はアジア侵略の帰結であることを明らかにし、血債の思想を8・6ヒロシマ大行動の血とし肉とするために闘う決意を表明した。
連帯あいさつで動労千葉の渡辺剛史書記長が、戦争・大軍拡の高市政権と対決し国鉄闘争勝利と新たな11月労働者集会への結集を訴えた。三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、かつて反戦被爆者の会の小西のぶ子さんが反対同盟の実力闘争を激励してくれたことを振り返り、「被爆者の闘いも三里塚も革命なしに勝てない。帝国主義打倒の燃えるような闘いを」と三里塚決戦勝利を訴えた。さらに在日イラン人が核兵器と戦争への怒りを表明。改憲・戦争阻止!大行進えひめのカンパアピールの後、大行進呼びかけ人の森川文人弁護士が排外主義扇動を許さず自国政府を打倒しようと発言。大行進沖縄は本土―沖縄を貫く反戦反基地闘争の爆発を訴えた。大行進呉準備会は呉でも自衛隊の侵略軍隊化と闘うと表明。全学連は「戦争に対置すべきは革命だ」と喝破し、被爆者の怒りをともにし中国侵略戦争―核戦争絶対阻止へ11・22東京へ攻め上ろうと呼びかけた。大行進九州は労働者を搾取し戦争に駆り立てる国家・資本の打倒を訴えた。
最後に8・6ヒロシマ大行動共同代表の室本けい子さんが11月反戦決起の行動方針を提起。団結ガンバローの後、広島市内デモに出発。多くの支持が寄せられ、大高揚の中で8・6ヒロシマ大行動を貫徹した。
8・5前夜総決起集会 被青同の闘い継承し
5日夜、8・6ヒロシマ大行動実行委員会、改憲・戦争阻止!大行進、全学連が原爆ドーム前に結集し、翌朝の戦争式典粉砕・高市打倒闘争への総決起集会を開催、アジア人民への血債にかけ中国侵略戦争―核戦争阻止の実力デモで会場に進撃する決意を固めた。
司会の8・6ヒロシマ大行動の矢田三恵さんが「アジア侵略を繰り返さないことを誓い、実力行動を」と訴えた。8・6ヒロシマ大行動の八木康行さんが基調報告を行い、「中国侵略戦争に参戦し新たな核戦争に道を開く日帝・高市が出席する戦争式典そのものを粉砕しよう。怒りを燃やし会場へ進撃を!」と戦闘宣言を発した。改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人で杉並区議の洞口朋子さんは「天皇のもと2千万人のアジア人民虐殺、女性たちを軍隊慰安婦として蹂躙(じゅうりん)した責任は誰にあるのか!」と日帝を弾劾。広島暴処法弾圧被告団の西納岳史さんは「明日8時15分に高市と一緒に黙とうするのか、デモで闘うのか。アジア侵略・被爆を繰り返すのか、帝国主義を倒すのか、歴史選択をかけ闘う」と発言した。
広島からは、自治体労働者の住廣美智子さんが式典粉砕の先頭に立つ決意を表明。被爆2世で婦人民主クラブ全国協議会広島支部の井上千代さんは、被爆者青年同盟として1971年佐藤来広阻止闘争を闘った原点に返り闘う決意を明らかにした。同じく佐藤来広阻止を闘った8・6ヒロシマ大行動の伊豆ハルミさんも、反戦被爆者の会を結成した小西のぶ子さんの魂を引き継ぐ闘いを訴えた。
青年労働者からは、動労総連合水戸委員長の照沼靖功さんが「中国侵略戦争に突き進む日帝・高市は実力粉砕以外にない」と喝破。全学連が「ヒロシマの名で被爆者、被爆2世・3世を中国侵略戦争に動員するために高市が来る。実力で粉砕を」と呼びかけた。参加者は戦闘的デモに繰り出し、翌朝の決起を訴えた。





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