石川一雄さん 不当逮捕63カ年 狭山差別裁判糾弾統一闘争
無実の部落民・石川一雄さんの狭山差別裁判糾弾の遺志を引き継ぎ、「不当逮捕63カ年糾弾・狭山闘争勝利」を掲げた5・23狭山闘争が東京、関西、広島(主催・部落解放広島共闘会議)、九州(主催・北九州部落解放研究会)で闘われた。
東京 差別糾弾闘争の復権へ 第4次再審闘争勝利誓う
5月23日、「石川一雄さん不当逮捕63カ年糾弾、狭山闘争勝利5・23狭山集会」(部落解放東日本共闘会議、全国水平同盟杉並支部共催)が東京・渋谷で開かれた。会場を満杯とする90人が結集し、闘いの決意を固めた。
司会を全学連の渡辺祥英書記次長が務めた。開会あいさつに続き、全員で「差別裁判打ち砕こう」を斉唱した。解放共闘の徳永健生事務局長が基調報告を行い、アメリカ帝国主義のイラン侵略戦争を徹底弾劾し、「中国侵略戦争阻止! 改憲粉砕! 日帝・高市政権打倒!」を訴え、「部落解放・日帝打倒・融和主義粉砕」を貫いて狭山闘争を闘おうと呼びかけた。
連帯あいさつでは、「無実の政治犯 星野さん大坂さん全国救援会」の小泉義秀事務局長が、この日の早朝に無実の政治犯・爆取元被告の須賀武敏さんを満期出獄で奪還したことを報告し、再審法の改悪は戦時司法への転換だと弾劾した。
カンパアピールをはさんで解放共闘の幹事会団体が決意を表明した。動労千葉の渡辺剛史書記長は、無実の石川さんの事実調べすら行わない裁判所への怒りを表明し、また権力を追い詰めてきた国鉄1047名解雇撤回闘争勝利に向けた支援を訴えた。動労総連合水戸の外岡弘執行委員は、石川さん不当逮捕を弾劾し、労働組合が差別・排外主義と闘うことの重要性を強調した。東京労組交流センターの山口弘宣代表は、「狭山闘争の先頭に立ち労働者の大隊列を登場させる」と宣言した。大行進埼玉の仲間は、「狭山裁判を知らない人はいない」と地元狭山での活動を報告。「現地調査で狭山を歩けば石川さんの無念と怒り、狭山差別裁判を追体験できる」と原点に立った差別との闘いを呼びかけた。全学連の学生は5月沖縄闘争の高揚を引き継ぎ、差別・排外主義を許さず闘おうと訴えた。
水平同盟杉並支部の田中れい子支部長は、「運動内の女性差別事件を契機に全国水平同盟も激しい路線論議を重ねた」と語り、「西郡では八尾北医療センター廃院攻撃に怒りを燃やし、差別糾弾闘争を復権し、帝国主義を打倒する新たな闘いが開始された」と報告し、融和主義に屈服し、敗北した戦前の全国水平社の戦争協力を繰り返さないと発言。また、都内郵便局で引き起こされた部落差別事件に対し、当該労働者を先頭に徹底糾弾の闘いが開始されたことを明らかにした。最後に6・14反戦集会への決起を誓い合った。
集会後、渋谷駅周辺デモに立った。「狭山差別裁判糾弾!」「差別をあおって戦争するな!」のコールが響き、「米帝トランプの中国侵略戦争阻止!」の大ボードを掲げた迫力あるデモ隊は土曜夜の渋谷を揺るがした。スクランブル交差点では、何百人もの人々が腕を振り上げ一緒にコール。この力で6・14反戦闘争の爆発をかちとろう!(部落解放東日本共闘会議・T)
関西 部落解放・日帝打倒へ 全国水平同盟先頭に決起
5・23狭山闘争全国統一行動として5月22日、全国水平同盟と関西労組交流センターの共催で「5・22全関西狭山集会―デモ」を闘い抜いた。
集会の冒頭、全国水平同盟の久原正子委員長が基調報告を行った。「日本帝国主義・高市は、中国侵略戦争の先頭に立つことに帝国主義国家としての存亡をかけている。世界戦争への道か、世界革命への道か、歴史的決着をつける時は今だ。高市政権打倒の6・14全国闘争―首相官邸大デモへ」と呼びかけ、「石川一雄さんは部落の完全解放を希求し闘い抜いてきた。部落の完全解放とは部落差別の根源である日帝を打倒することだ」「国家権力打倒の荒々しい糾弾闘争を復権し、日帝・高市の差別・排外主義の洪水を実力で粉砕しよう」「石川さんの遺志を引き継ぎ、第4次再審闘争の歴史的勝利をかちとろう」と熱烈に訴えた。
関西労働組合交流センターの黒瀬博匡さんは、「狭山闘争は国家権力による部落差別、権力犯罪との闘いであり、帝国主義を打倒する闘いだ」「5月9日に全水西郡支部と八尾北労組、地域住民の総決起集会があった。八尾北労組の一部指導部の裏切りを弾劾する。女性差別を居直り、容認することなど絶対に許さない。労組交流センターは徹底的にやつらを打倒する」と決意を明らかにした。
全国水平同盟各支部からの決意表明で、西郡支部の佃照夫さんは「今こそ革命的部落解放闘争を復権させ、狭山差別裁判糾弾、部落解放・日帝打倒の闘いとして第4次再審闘争勝利、石川さんの再審無罪をかちとろう」「西郡支部はこれまでの住宅闘争の闘いの地平で、八尾市の障がい者家族の住宅追い出しを阻止するという勝利をかちとった」と報告。「八尾北医療センター廃院を前に、女性差別・性暴力への自己批判を拒否し、労組の団結を破壊しようとした一部執行部を糾弾し、絶対に打倒する! 改憲・戦争阻止!大行進河内に結集し、新たな闘いに立つ」と訴えた。
全国水平同盟高槻支部、東三条・崇仁支部の決意表明に続いて、奈良の自治体労働者の仲間が、「八尾北労組の一部執行部らは、これまでの間違った労働運動にしがみつき、革命的女性解放闘争への確信的敵対を行い、帝国主義に屈服し、革命情勢を敗北に導き血の海に沈めようとした。絶対に許されない」「部落民・患者・利用者を踏み台にして、あたかも『助けたってる』『守ったってる』かのように上から目線で、えせ部落解放闘争をふりまいてきた」「狭山差別裁判糾弾! 部落解放・日帝打倒を自分のものにしていたつもりだったけど、できてこなかった。奪われていた糾弾闘争を取り戻していく」と決意を表明した。
団結ガンバローの後、大阪・梅田の中心街で「狭山差別裁判糾弾! 6・14首相官邸デモへ」と呼びかける戦闘的デモを貫徹した。
(高槻支部・村山晃)


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