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10・3新潟集会、4・9大反動と対決し闘う労働運動づくりを宣言

s20101005a.jpg 10月3日、新潟市で「1047名解雇撤回・国鉄闘争全国運動を!大恐慌・新自由主義と闘う労働運動をつくろう!10・3新潟集会」が開催された。この集会には、街宣で知り合った非正規の青年労働者が仲間2人を連れて参加し、4・9政治和解を許さないという怒りで満ち溢れた。
 冒頭の主催者あいさつに立った国労新潟県支部執行委員の星野文男さんは、4・9政治和解が労働運動壊滅を狙う大攻撃だったことを暴露し、「国労本部がスト基金を取り崩して解決報告集会の飲み代にしている」と弾劾し、国鉄闘争全国運動を軸に闘う労働運動をつくることを宣言した。そして、11・7労働者集会への決起を訴えた。 

 次に特別アピールとして、とめよう戦争への道!百万人署名運動新潟県推進委員会と新潟・星野文昭さんに連帯する会が発言した。
 闘争報告を行った国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、「闘争団の家族が一番大変だったんだ」と24年間の闘いを振り返り、「厳冬の中で、乳飲み子を毛布にくるんで座り込んだ」「100円のショートケーキにろうそくを立ててクリスマスを祝った」ことなどを紹介し、その苦労と辛さを思うと絶対に4・9和解をのむことはできなかったと述べた。また、闘争団が食っていけない状況にあり、こんな解決でいいのかという声が上がってきていることを紹介した。そして、全国で青年労働者が闘いに立ち上がってきていることに勇気づけられていると述べた。次に、動労千葉労働学校講師の増田明生さんが「戦後労働運動と船橋事故闘争」と題する講演で、「三池闘争は指名解雇攻撃との闘いで、総評は職場闘争をやりすぎたから攻撃を受けたと総括した」「動労千葉は、三池闘争をのりこえようとして、船橋事故闘争を闘う中から、反合理化・運転保安闘争路線を生みだした」と述べた。
 これを受けて、青年労働者を中心に6人が発言。JP労組の支部大会で「現場の声を聞け」と組合幹部を弾劾した青年労働者は、全く知らない組合員から握手を求められたり、賛同する発言が相次いだりして、「現場は死んでいない」と感じたことを報告。JR関連会社で働く青年労働者は、「JRの20%コストダウンに現場にはガマンできない怒りがある。闘わない幹部と対決し、闘う組合に変えていきたい」と発言。JR貨物の青年労働者は、「分割・民営化の矛盾がJR貨物に集中している。4・9政治和解をのんだ国労幹部をぶっ倒し、本当の労働組合にしたい」と述べた。自治体労働者は、公立病院の民営化による分限免職を弾劾し、医労連の加担を暴露した。民間の建設会社で働く女性労働者は、同僚に対する配転攻撃に対してともに闘って跳ね返したことを報告した。就職5日目で解雇された合同労組の青年は、「解雇予告手当10万円を現金書留で送り返し、あくまでも解雇撤回まで闘う」と宣言し、会場から拍手喝さいを浴びた。集会の最後に、動労千葉を支援する会・新潟代表の坂場信雄さんが団結ガンバローの音頭をとって熱気にあふれた集会を閉めた。(新潟) 

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