1. HOME
  2. ブログ
  3. 秋田で国鉄集会、「1047名解雇撤回!」の訴えに大反響

秋田で国鉄集会、「1047名解雇撤回!」の訴えに大反響

s20101019c-1.jpg 10月17日、「国鉄1047名解雇撤回せよ! 民営化・非正規職化許すな! 生きさせろ! 10・17秋田集会」が開催され、東北各地の闘う労働者を含めて80人が結集し、大成功をかちとった。この日は、正午から総勢30人近い仲間が駅前の3カ所に分かれて街頭宣伝に立ったが、なんと1時間もたたないうちに署名者が104人、用紙が不足してビラ、タブロイド版600枚もまたたく間に配布されるという空前の反響だ。
 集会は、6・13集会のDVD上映の後、冒頭に「ともに闘う秋田の会」共同代表のAさんから力強い主催者挨拶が行われた。 

s20101019c-2.jpg 基調報告に立った青年労働者は、「始まった国鉄全国運動を、いよいよ秋田の地で本格的に担う決意で本集会を開催しています」と宣言。民主党・菅政権の進める外に向かっての侵略戦争政策と、内に向かっての公務員労働者の首切りと民営化・外注化の攻撃を全面的に批判した。その上で「競争と分断の壁を目的意識的に打ち破ること、すなわち自分の職場、地域、街頭、あらゆるところで労働者の団結を組織すること、この大恐慌情勢で勝利できるか否かは、国鉄闘争全国運動を発展させることができるかどうかにかかっています。そのためにも11・7にあと1人を組織してグレ-ドアップを」と核心を提起し、その誇り高い姿に全員が奮い立った。
 地元の新聞記者が取材する中で、特別報告が国労北海道闘争団の成田昭雄さん、原告側主任代理人の藤田正人さん、そして国労秋田闘争団の小玉忠憲さんから行われた。成田さんは、「全国をめぐってきたが、どこでも展望が見えている。全力で頑張ろう」と笑顔が溢れる報告。藤田さんは、「4者4団体によるこれまでの裁判方針は、政治解決路線の延長にすぎず、きわめて不十分」「職員振り分けの『運用基準』が当局によって恣意的に作成され、その結果として小玉さんらが排除された」「新たな裁判に20人の新弁護団が結集している」ことを報告。小玉さんは、なぜ政治和解を拒否したのか、ここで奮起すれば絶対に勝てることを鮮明に提起した。
 これを受けて、参加した仲間から次々と決意表明がされた。国労郡山工場の仲間、JR外注会社の青年労働者、全金本山労組、仙台市職労の仲間、東北石けん労組、南部バス労組。圧巻は地元「秋田の会」会員で農業を営むBさんで、「自分もかつては労働運動をやったが、あの内容ではとても和解とは言えない」「みなさんとともに闘う」とキッパリと決意。そして秋田闘争団家族の小玉由利子さんの御礼の挨拶をうけて、共同代表のCさんが「これだけの結集に感激しています。自分の所属はこの秋田の会だと胸を張って言える」と感動的な挨拶でしめくくった。
 さあ、ただちにJR秋田支社にむかって駅前一周のデモ行進だ。先頭の宣伝カーには成田さんが乗り込んでマイクを握り、大シュプレヒコ-ルがとどろく。横断幕は青年労働者を真ん中に小玉さん夫妻がもち、解雇撤回! 闘争勝利! のかけ声が意気天をつく勢いで秋田市内中心部を席巻した。50人を超える大交流会では、なんとしても11月1万人結集を闘い取る決意を述べ合い、固いスクラムとインタ-ナショナルで本日の行動を終えた。(秋田・F) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択