北大入学式で労組交流センターが情宣
4月8日、北海道労組交流センターは被災現地で闘う学生・労働者と連帯し、札幌のコンベンションセンターで行われた北海道大学の入学式場前に登場し、全原発即時停止・被災地救援を訴えました。
今年は、3・31東電抗議デモの写真パネルと織田委員長らの訴えが載った『前進』最新号を展示し、全学連の新歓パンフを配布し、マイクで全原発の停止・廃止を求める署名を呼びかけました。被災現地で団結して闘う日就寮など東北大の学生の奮闘を伝え、新入生・在校生にともに立ち上がることを訴えました。受け取りは昨年以上で、署名も寄せられ、『前進』を求める学生もいました。この迫力に圧倒されてカクマルは遠くから見ているだけでした。
マイクでは、「原発維持か見直しか」(7日の北海道新聞)という特集記事で、北大大学院工学研究院の奈良林直教授(原子炉工学)が、原発の維持・増設を主張していることを徹底的に弾劾しました。
奈良林教授は、福島第1原発による未曽有の大災厄に、「津波に対する安全基準の甘さが事故の原因であり、それを看過してきたわれわれ研究者を含む関係者は反省しなければなりません」のたった一言。未だに「新エネルギーも経済効率を考えると、建設コストは原発の10倍以上です」と言う。被曝・避難した労働者・住民、営農営漁できなくなった農漁民がこうむる被害への補償などまったく想定していません。
独立法人化で北大も資本との癒着を深め、奈良林教授のような学者が教壇に立っています。東工大大学院→東芝で原子炉の安全性を研究→北大という経歴を見れば、それは一目瞭然です。独法化された北大では、教職員組合への不当労働行為も起きています。
北海道労組交流センターは、被災現地で闘う学生・労働者と連帯し、国鉄闘争全国運動の発展を軸に闘います。(札幌・JS)
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