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大飯原発再稼働に反対し、サンフランシスコでも抗議行動

s20120629c-1.jpg 6月22日、サンフランシスコの日本領事館前で大飯原発再稼働反対の集会とピケットが闘われた。参加団体は反核行動委員会、フクシマの放射性降下物に注意を促すネットワーク、環境選択権ネットワーク、健康と環境のためのグリーンアクションなど。数十人の参加者全員が日本語で「再稼働反対!」、英語で「ノーモア・ニュークリア!」のコールを繰り返した。
 集会に参加した70代の在米日本人女性は、6月22日に日本の首相官邸前の抗議行動に4万5千人が参加したことを報告し、「日本でも多くの人が『生きさせろ』『原発反対』と主張し始めた。原発問題は国際的課題であり、原発を非合法化せよ」とアピールした。 

s20120629c-2.jpg 日本の小学生から送られてきた手紙が読み上げられた。「私は何歳まで生きられますか。なんで私だけ転校しないといけないのですか。毎日長袖、長ズボン、 マスク、帽子でとても暑い。外でも遊べません。……私の夢は去年とまったく違います。放射線をなくしてほしいです」
 動労千葉との国際連帯を積極的に担い、11月労働者集会にも来日している運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさんもマイクを握り、日本で福島と連帯するためと称して、福島の汚染された食料を買おうというキャンペーンが行われていることを弾劾し、「どうして森を除染することができるのか。森に雨が降れば、土地が汚染され、川に流れ込み、さらに海に流れ込んで世界中の海を汚染する。日本政府は除染をしたから福島の人びとは安全だと主張している。子どもたちも、学校が除染されたから安心だと言われている。しかし、親たちは自分たちで放射能を測定し、まだ汚染が続いていることを確認している」と報告した。さらに「アメリカではサン・オノフレで事故を起こした原発に反対し、閉鎖を呼びかける闘いが勝利している。カリフォルニアの各都市で原発を閉鎖する闘いを行おう。誰が原発を推進しているのか。それは東芝やGMなどの企業だ!」と闘いを呼びかけた。
s20120629c-3.jpg 岩手出身の若い女性が発言。「私の姉は震災のあとに妊娠してあと2カ月で赤ちゃんが産まれるところです。最近、その赤ちゃんに脳に障害があることがわかりました。ただ祈るしかありません。核のない世界を私たちが創造するのは今しかないと思います。今こそ声を上げましょう」
 ほかにも宮城出身だという若い女性など、在米日本人たちも駆けつけての日本領事館前抗議行動となった。
 22日、カリフォルニア州ではロサンゼルスの総領事館前でも「原発廃止、メルトダウン阻止/日本の原発なくせ!」のイベントが開催され、多くの日系アメリカ人を先頭に抗議集会と被曝の影響へのアクションとして「ダイイン」が行われた。オレゴン州ポートランドでもこの日、抗議行動が取り組まれた。(S)
 

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