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鉄運訴訟の極悪判決粉砕し、秋田で11・4への総決起集会とデモ

s20121016a-1.jpg 10月14日午後1時半から、秋田市のジョイナスで「国鉄1047名の解雇撤回!外注化阻止・非正規職撤廃!すべての原発をなくそう!秋田総決起集会」とデモ行進が40人の結集で戦闘的にかちとられた。集会はまず、国労7月全国大会闘争、独自集会、そして伊東市民に大歓迎された市内デモの記録DVDを上映。冒頭から一気に闘う機運がみなぎる中で、「ともに闘う秋田の会」共同代表Kさんによる、「『前進』の記事を読み、小玉さんの強い思いや原動力を共有している。不当な解雇にいたる事実を人々に徹底的に明らかにすれば、必ず勝てる」という力強い開会のあいさつから始まった。 

s20121016a-2.jpg 基調報告に立った鉄道運輸機構訴訟原告・国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは、「11日の高裁判決は権力側の独断解釈で書きなぐった極悪の政治的作文にすぎない。勝利に向かって闘い抜く私と、ともに闘う国労組合員・支援共闘の団結と意思は強固で不動です。追いつめられ、危機にのたうち回っているのは国家とJR資本であり、あらゆる方法でJRと鉄運機構を攻めまくり、不退転で闘い抜く」と宣言。さらに「大恐慌―大失業と戦争情勢に対して世界中の労働者階級が生きるためのゼネストに決起している。社会的再生産構造すら破壊してやまない新自由主義に今こそ断を下そう!」と提起し、「動労千葉の検修外注化阻止60時間のストライキ、動労水戸の被曝労働絶対反対闘争と組織拡大の闘いは、JR東日本―全国を揺るがしている。外注化阻止と国鉄1047名闘争こそが闘う労働運動をよみがえらせ、反原発闘争の勝利を土台から支える最先端の攻防だ。11・4に1万人が結集したらこんな社会は絶対に変えられる。全労働者は総結集せよ!」と熱烈なアピ-ルを発した。
 特別報告の第一で、主任弁護人の藤田正人さんが「時効としつつ、必要のないことや被告が主張していないことまで一方的に決めつけて小玉さんを避難している。実に許しがたい。これはJRの実質的責任を認定させた動労千葉の6・29判決をどうにかして覆そうとあがく極悪の反動判決です。今ひとつ、国労組合員資格回復訴訟ですが、ここでは『労働組合とは何か?』の根本的問いかけを提起しています。今こそ職場生産点で、地域・街頭で、法廷外での攻めの闘いが決定的に重要です。彼らは外注化阻止闘争の広がりを恐れ、11・4を怖がっています。大成功させましょう!」と訴えた。
 特別報告の第二として、福島診療所建設委員会の事務局から報告が行われた。県による県民健康管理調査を例に「4万人の基礎デ-タで2人に1人の症状が出ているというのに、秘密会合で『原発事故と因果関係はない』と結論づけるシナリオが暴露された。国や県、山下らの殺人行為や分断攻撃はもう許されない! 避難しようにも避難できない若い母親・子どもたち、そして福島でともに生きること、語り問い直す場としての診療所建設が切実に求められています。さまざまな妨害があるでしょう。しかしこの秋、断固として診療を開始します。一層の御協力と御支援を」と報告され、全参加者の心と魂を揺さぶった。
 連帯のあいさつが、新潟、宮城、福島と続き、青森からは「19日の八戸集会から大間原発を撃つ20日~21日ツアー」への結集が訴えられた。集会後のデモ行進は、軽快なリズムコ-ルで駅前を一周し、総団結で11・4へ攻め上ることを誓い合った。(TK) 

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