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10月25日反原発行動 台風を吹き飛ばし再稼働阻止、秘密保護法案反対の声

20131030a-1.jpg 10月25日夜、台風27号の接近にともなう暴風雨が予想される中、恒例の反原発金曜行動は国会前行動を取りやめ、午後6時から7時半までの短縮バージョンにしながらも首相官邸前で断固として闘われた。
 特定秘密保護法案がこの日の昼に閣議決定されて衆院に提出されたことへの怒りと危機感から、参加者全員、嵐を押して雨具を持参しての参加だ。その数はいつもとほとんど変わらない。この熱気はすさまじく、台風をも吹っ飛ばし、抗議行動の間ほとんど雨も降らなかった。

20131030a-2.jpg 特に中年女性の発言が参加者の気持ちを代弁していた。「原発の稼働が止まったことをもう一度思い起こして下さい。去年の5月5日のこどもの日に止まりました。稼働ゼロでも電気は有り余っていたわけです。そこをあの野田首相が秋になって大飯の1号機・2号機を再稼働させて、どうなったと思いますか。野田政権なんていうのは、どっかにすっ飛んじゃって、今や見る影もないわけです。今年も再稼働攻撃が始まりましたが、稼働を阻止したら安倍政権なんか吹っ飛んじゃうわけですよ」「あの山本太郎さんが67万票も取ったように、秘密保護法を通したら、もっともっと早く安倍政権の命なんか風前の灯火じゃないですか。だから私たちはここががんばりどころなんです。私たちの力で今までも止めてきたし、これからも止められる、再稼働もさせない、秘密保護法だって安倍政権とともに吹っ飛ばすことが出来るんです。みなさん、命の限りがんばりましょう。原発で殺されるより、戦争に行って殺されるより、今ここでがんばるのが一番いい道なのです」
 参加者は皆このような気持ちで嵐を押して駆けつけてきているのだ。
 さらに大阪から来た3人の女性たちは、「大阪から来ました。私たちはここだけでなく、大阪府下でもいろいろなところで声を上げています。福島から帰りの3人です。私たちは福島の農民の方が農業を出来ない苦しみ、漁民の方が漁業を出来ない苦しみ、その苦しみを聞いていきました。子どもを持っているお母さんはどこで遊ばせたら安全か、心を痛めています。子どもを守り、お父さんやお母さんたちを守り、仕事を守る、汚染水をすぐ止めて、今すぐ原発をゼロにする方向で、国民の声を聞け」と熱烈に訴えた。
 官邸前行動の後、午後8時から経産省前で特定秘密保護法案反対の集会が行われたが、主催者の男性が、「今日、閣議決定された特定秘密保護法、これで再稼働反対とか言えなくなる。今まで大飯の原発だけで止めたのは、毎週金曜日の圧力がかかっていたからだと思います。今日終わった後、経産省前で抗議させてもらいます。みんな、縦横斜めにつながって原発廃炉させましょう」と結集をアピールした。
 この日は反原発と秘密保護法案反対の運動が一つになって爆発していく、その予兆を十分に感じさせるすばらしい闘いだった。(K)

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