Ｇ７戦争会議反対！ 広島

来年の核戦争会議＝Ｇ７広島サミット粉砕を訴え原爆ドームに向かってデモ（11月20日　広島市）

８・６ヒロシマ大行動実行委員会は１１月２０日、広島弁護士会館に森川文人弁護士を招いて、「Ｇ７広島サミットに異議あり！」講演集会を行ないました。
参加者は６５人。冒頭、実行委員会から、広島の平和団体や被爆者の中にも、「どうせ反対しても開催される。だったら被爆の実相に触れてもらい少しでも平和や核廃絶に資するものにしたい」という意見もある。本当にそれでいいのか？私達はどういう態度をとるのか、是非討論を深めようと提起がありました。

森川さんは、「２０２３年Ｇ７広島サミットを許すな！何故、労働者階級が反戦を闘うのか」と題して、世界核戦争情勢下でのＧ７広島サミットのねらいは、人類の犯した最大の罪である核兵器使用の場・広島で「平和のための」核使用を正当化すること。戦争こそが労働者階級からの最大の搾取であり、労働者階級の国際連帯こそ、戦争を終わらせる道だと、ラディカルな（根源的な）立場からわかりやすく講演。
広島サミットに反対し戦争に反対する私たちがいる事を示し、世界の労働者民衆の仲間とつながろうと声をあげる場所が広島であって、サミットをやる場所ではないと明快に提起しました。
質疑応答では会場から１１人もの発言があり、自治体職場からのサミット動員の現状、ナショナリズムとどのように対決し地域や職場で拡げていけばよいか、などの討論を通して、来年５月に向けたスタートをきる集会として、大成功をかちとりました。

集会後は原爆ドームまでのデモ行進。「Ｇ７サミットは戦争会議！」「被爆地ヒロシマ利用するな！」のコールを響かせ、高校生の飛び入り参加もあり、外国人の観光客、労働者から注目も集め、大いに盛り上がりました。（８・６ヒロシマ大行動実行委員会 矢田三恵）