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天皇訪沖弾劾闘争弾圧初公判 田丸さんが堂々証言

6月5日、天皇の対馬丸記念館(那覇市)訪問に大行進沖縄が実力で抗議

6月5日の天皇訪沖弾劾闘争に参加し、「公務執行妨害」をでっち上げられて不当に逮捕・起訴された全学連・田丸鴻一郎さんの初公判が那覇地裁(小畑和彦裁判長)で7月30日に行われ、全国から学生・労働者が結集しました。
全く許せないことに、数人の公安警察官が傍聴者として入り、証言台の真後ろの最前列中央2席が「特別傍聴席」とされ廷吏が座る異常な弾圧体制のもと、裁判が始まりました。
池田一貴検察官が起訴状を読み上げた後、田丸さんが意見陳述に立ちました。冒頭、6、7月に不当逮捕された全学連BさんとCさんを奪還した勝利を確認し、国家権力による反戦運動弾圧はことごとく失敗していると喝破しました。そして今回の起訴の本質は、沖縄を再び戦場にし、中国・アジアへの侵略・虐殺を繰り返すため、人民を天皇のもとに屈服させる政治的攻撃だと弾劾しました。
また、田丸さんを起訴した那覇地検が、一方で女性に性的暴行を加えた米空軍兵を6月初旬に不起訴にしたことに触れ、検察を「性犯罪の共犯者」だと断罪しました。そして、性暴力などの基地被害がはびこる沖縄の人民・女性たちにとっての「生き地獄」をつくり出したのは、戦後沖縄を米軍に売り渡した天皇だと怒りをたたきつけました。
田丸さんは「この裁判を、天皇と石破を裁き、再びの中国侵略戦争を止めるための人民裁判として闘う」と決意表明し、即時公訴棄却を求めました。
弁護人が冒頭陳述で、田丸さんら改憲・戦争阻止!大行進の闘いの正義性を訴えました。
その後、映像証拠として田丸さん逮捕時の動画が上映されました。そこには、警察権力が弾劾闘争参加者の女性を何度も突き倒す様子が大きく映っていました。しかし検察は、画面の端にわずかに映る田丸さんについて、「公務執行妨害をしている」と必死に主張したのです。法廷から「暴力を振るっているのは警察のほうじゃないか!」と弾劾の声が上がりました。
裁判終了後、田丸さんが「中国侵略戦争を阻止するぞ!」「天皇来沖を許さないぞ!」「不当弾圧を打ち破るぞ!」とシュプレヒコールを上げ、全体がそれに続きました。
那覇地裁は田丸さんを今すぐ釈放しろ!(全学連書記次長・池之端紗衣)

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