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民主労総迎え国際連帯集会 差別・排外主義と対決し団結

全国―世界各地から闘う仲間が結集し、差別・排外主義と対決して労働者の実力闘争で戦争を阻止する決意を新たにした(11月1日 千葉市)

11・2全国労働者総決起集会に先立ち11月1日、千葉市内で労働者国際連帯集会が開催された。結成30年を迎えた韓国・全国民主労働組合総連盟(民主労総)を始めイタリア、オーストラリアの労働者、そして日本の地で入管体制と対決する在日外国人の仲間を先頭に160人が結集し、差別・排外主義の高市政権と対決して闘う決意を固めた。集会の司会は動労千葉の渡辺剛史書記長と全学連の渡辺祥英書記次長が務めた。
冒頭、主催者あいさつに立った動労千葉の関道利委員長は、「世界が激動する中、日本でも巨大な運動を実現するために先頭で闘う」と宣言した。そして、パレスチナ連帯・ウクライナ戦争反対・中国侵略戦争阻止の立場を貫き、「戦争を止め社会を変えるのは労働者の国際連帯だと鮮明にして今日・明日の集会をかちとろう」と呼びかけた。
基調報告は動労千葉国際連帯委員会の鎌田由子さんが行った。鎌田さんは、米日帝国主義が中国侵略戦争―世界戦争へ突進する中で世界の労働者が集い、「労働者の国際的団結で中国侵略戦争を止めよう」と誓い合うことの意義を強調。高市政権が進める「不法滞在者ゼロプラン」粉砕、入管法・入管体制粉砕、入管解体の闘いを呼びかけた。そして、闘う中国・アジア人民と連帯し、巨万の大衆を組織して実力で中国侵略戦争を阻止しようと訴えた。

戦争準備と対決する闘いを共有

海外代表団からの発言が続いた。民主労総ソウル地域本部のキムホジョン事務処長は、昨年末のユンソンニョル前大統領による非常戒厳宣布との闘いを振り返り、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されたキョンジュでも、組合員たちが「NO TRUMP」を掲げて抗議行動を闘ったことを報告した。また、イジェミョン政権が米帝のインド太平洋戦略に沿う形で原子力潜水艦の保有を打ち出したことについて「東北アジアの戦争危機を高める非常に危険な決定だ」と強く弾劾した。
民主労総金属労組旭硝子(ガラス)支会からは、労組結成を理由に解雇されてから9年を超える闘いで正規職として職場に復帰したチャホノ支会長とオスイル首席副支会長が発言に立った。チャホノさんは、国際連帯闘争を通じて「労働者が勝利するために団結と連帯がどれほど重要かを学んだ」と強調し、「平和の道」と称して軍需産業強化を進めるイジェミョン政権と対決して闘う決意を表明。非正規職労働者の闘いで社会を揺るがし、韓国労働者階級の底力を発揮すると力強く宣言した。オスイルさんは、資本の妨害を打ち破り職場で組織拡大に向けて闘う決意を表明した。
イタリアからは、昨年に続いて職場委員会全国連合(S・I・Cobas)のロベルト・ルッチさんが参加。パレスチナと連帯し、イスラエルへの武器輸送を止めるゼネストに立ち上がっていることを報告した。
アメリカ・州郡市職員労組(AFSCME)及び全米自動車労組(UAW)の元組合員で現在はオーストラリアで活動するキース・ドッズさんは、中国包囲網の一角を占める豪政府の戦争政策を弾劾した。

入管体制粉砕へ闘う仲間が結集

集会後半は民主労総ソウル地本のパクソンボン生活文化委員長による伝統音楽パンソリで始まった。続く労働歌のメドレーで熱気が高まる中、在日外国人の仲間たちが次々と登壇した。
在日ミャンマー人の難民申請者は「不法滞在者ゼロプラン」の悪らつさを強調し、入管法粉砕・入管解体に向けた共闘を呼びかけた。在日モルドバ人労働者は欧州帝国主義の軍拡と経済の軍事化に危機感を燃やし、核戦争阻止へ共に闘おうと訴えた。
中国人留学生は「われわれの敵は帝国主義、そして高市・トランプだ」と明快に述べた。他方で、社会主義の理念を裏切り帝国主義に屈服する中国スターリン主義も打倒対象だと弾劾。「帝国主義の侵略を打ち破り、スターリン主義を超える真の社会主義をつくり出そう」との呼びかけに参加者は熱烈な拍手で応えた。
動労千葉副委員長の中村仁さんによる閉会あいさつを受け、インターナショナルで会場が一つになった。

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