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三里塚フィールドワーク―住民の決起と連帯し

「工事をやめろ!」 東関道トンネル化工事を弾劾(9月16日 成田市十余三)

三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける成田空港機能強化に反対する月例のフィールドワークが、9月16日に行われた。
朝からあいにくの雨模様だが、出発前の打ち合わせを天神峰の反対同盟会議室前で行った。反対同盟事務局の伊藤信晴さんが、「きょうの雨で工事が進められているかどうか分からないが、工事現場をしっかり確認したい。沖縄県知事選では、金と力にものを言わせたなりふり構わぬ攻撃で自民党が勝ったが、沖縄の闘う主体はめげることなく闘志を燃やしている。成田空港周辺地域では第3滑走路敷地内の農家の決起を受けて、住民が強制収用反対署名を積極的に展開し始めている。今まで騒音だけを問題にしていた人も、機能強化反対で闘う立場へと進みつつある。反対同盟も全力でこれに協力し支えていきたい」
続いて岩山地区在住のAさんが、「強制収用反対署名は1万人を当面の目標として始まった。敷地内農民の奮闘を孤立させず、応援していきたい」と意欲を表した。
現地闘争本部の同志は、「きょうの新聞折込で成田空港会社(NAA)のカラーリーフレット第5号が周辺地域に配布された。工事の進捗状況を写真入りで示した上、強制収用へ向けて動いていることが書かれている。敵のあせりの表れだ」と弾劾した。
打ち合わせを終え、車両に分乗して出発した。

㊤東関道付け替え道路(手前)と通しナンバーが打たれているトンネル躯体(十余三) ㊦C滑走路横断道のトンネル躯体(菱田)

最初にB滑走路1000メートル延伸にかかわる東関東自動車道トンネル化工事の現場を見下ろす高台に到着。激しく車が行き来する東関道付け替え道路のとなりに、トンネルの構造物(カルバート)が連結された形で見た目すっかり出来上がっている。動いているのは重機2台のみ。先述のNAAリーフには「トンネル躯体の構築が完了し、今後はトンネル内の舗装工事に着手していく」と説明されている。
全員が怒りを込めてシュプレヒコールを行った。
「工事をやめろ!」「強制収用攻撃粉砕!」「「空港拡張は戦争準備だ!」「中国・アジアへの侵略を許さないぞ!」
工事を弾劾しながら徒歩で移動。通常ならダンプカーが列をなす出入り口も、この日は動きがない。その先の工事事務所を包囲し、弾劾した。
次に、芝山町菱田地区の第3=C滑走路の「滑走路横断道」トンネル工事現場に到着した。
ここでもすでに「トンネル躯体」が姿を現わしているが、この日の工事は雨のせいですべて止まっており、作業員も警備員も見当たらない。一行が到着すると千葉県警3人があわてて張り出してきたが、遠慮なく道路を渡り工事現場に最接近してシュプレヒコールをたたきつけた。
「第3滑走路建設粉砕!」「第2の開港を許さないぞ!」「地域住民とともに闘おう!」「市東さんの農地を守り抜こう!」「大軍拡の高市政権打倒!」
警察は苦虫をかみつぶした顔をして立ち尽くすだけで何も手出しできない。B滑走路へ着陸する旅客機が5分おきに上空を飛ぶ。
先のリーフによればここでは「地盤改良が完了した」ところだという。もともと深い田んぼだった場所が、土砂を大量に注がれ固められつぶされたということだ。さらに滑走路の高さまで、途方もない量の土砂で埋め立てていく。農業、地形、水系が破壊される。許せない!
だが、どちらの現場も「トンネル」ができつつあるが、本格的な滑走路の造成工事には着手できていない。敵のあせりは明らかだ。開始された住民の闘いと連帯し、10・11三里塚全国集会への総決起することを参加者全員で誓い合った。(TN)

スケジュール
◎土地明け渡し請求権時効裁判 第1回口頭弁論 10月1日(木)午前10時30分開廷 千葉地裁(市東さんの南台農地の一部についてNAAが、土地の明け渡し請求権の時効消滅を恐れて起こした訴訟)
◎10・11三里塚全国総決起集会 10月11日(日)正午 成田市赤坂公園 主催/三里塚芝山連合空港反対同盟

第3滑走路横断道トンネル工事現場に怒りのシュプレヒコール

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